最初に……ごめんなさい!
またしても次回へと引張る終わり方で……
いよいよ次回はサキの過去です。
……書いてる本人でさえ激鬱になってしまうような話になる事だけは間違いなさそうです。(自爆)
なので……長い目で見て下さい。
ちょっと予告です。
過去編(?)は一応、次回(第七話)で終了、第八話以降、サキとレオンにとって辛い戦いが始まります。
そして第九話でサキの立場に決定的かつ劇的な変化が訪れます。
それを乗り越える事が出来た時……死の先の向こうで見つけたモノは何だったのか……
僕に書き切れれば良いのですが……(爆)
(ぴよこさんの「先の向こう」というフレーズ、大変気に入ってます。ありがとうございました)
なお、次回以降のサブタイトルは……
第七話「復讐者」(アヴェンジャー)
第八話「虐殺者」(ジェノサイダー)
第九話「叛逆者」(トリーズナー)
最終話「解放者」(リベレーター)
と、なっています。
今回はレオンの一人称形式で書いてみました。
あと、台詞の左に名前を書く脚本形式をやめてみました。
以前の物とどちらが良いでしょうか?
で、レオンの過去です。
レオンはご主人様の元に転生できなかった守護天使なのです。
元々、PETSファンブックを読んで疑問に思った事がありました。
>もしかしたらご主人様に思い出してもらえず、石柱のままの魂もあるのかもしれません。(ファンブックより抜粋)
ではご主人様が、ペットや「運命の人」の事を思い出さないまま(不慮の事故等で)死んでしまった場合とか、どうなるのだろう?
あるいはご主人様と2度目の死別を経験した(ご主人様を守る事ができずに死なせてしまった者も含む)守護天使とかはどうなるのか……
この疑問が「死の先」の原点でした。
その解釈の一つとして「大天使(神格者)」や「役所の世界」等の存在を提唱した訳です。
今回のレオンの転生シーン、これは↑の疑問の僕独自の設定(解釈)です。
転生前(守護天使としての肉体を得る前)にご主人様に死なれた守護天使候補生(動物の魂)は、転生の環に強制送還されてしまう(魂の死)が、一度肉体を得れば、守護天使として存在していられる……
このような(レオンのような)事例は時々発生するので、上級神格者がその転生を手助けする……
こうして転生した守護天使は「恩返しが済んだ者」と同等の扱いになる、という設定です。
「魔薬」に関してですが、これには特定のモデルは存在しません。
今、出回っている麻薬(コカイン・ヘロイン・覚醒剤等)より数段上の中毒性と習慣性を持ち、少量でも効き目が大きい……という設定です。
なお、麻薬・覚醒剤は自分を殺す毒薬です。
「あなたの人生を粉々にします」というAC(公共広告機構)のCM、これは全く誇張ではありません。
今回、神に祈る場面が数回出てきました。
これは裏設定で「ラグリア国の国民の約80%がカトリック教徒である」となっている為です。
もっとも、キリスト教では「転生という概念が存在しない(死んだら天国か地獄へ行くだけ)」「人間以外の魂の存在を認めない」らしいので、外国(キリスト教圏)出身の守護天使が(彼・彼女達のご主人様に)受け入れられるかは微妙な所ですが。(苦笑)
ちなみに、僕はキリスト教はほとんど知りません。なので、もしかしたら……間違い・誤解を書いているかもしれませんが、そこの所は大目に見て下さいね。
*今回のゲストキャラ
シンシアのモデルは「スクライド」の「由託かなみ(ゆた かなみ)」です。
カルロスのモデルはレオンと同じ「スクライド」の「カズマ」です。
キース(カルロスの部下)のモデルは「スクライド」の「君島邦彦」です。(キースという名前は「君島」をもじっただけです)
三人の詳しいプロフィールは省略します。
*大天使プロフィール追加情報
鳩のレオン
本名:レオナルド(但し「この名で呼んで良いのはご主人様だけ」とは本人の弁)
死因:焼死
弱点・トラウマ:炎・熱・爆発(現在は克服)
苦手な物(転生後のトラウマに近い物):スプラッターな物・生肉・赤い液体
特殊能力:連続テレポート
結界を作り出す能力がある。ただし制約も多い。
転生時の階級:二級守護天使