夢追い虫カルテットシリーズ

VOL.7「チビッコみゆちゃん」

そして、翌朝。目覚めた光彦は、目の前に見慣れた顔があることに気付いた。

光彦「ん…なんだみゆうか…ってお?」

光彦は嬉しいことに気がついた。

光彦「おい、起きろみゆう。喜べ、もとに戻っているぞ!」
みゆう「あ、ホントだ!」

気がつくと、残りの三人も起きていた。

あすか「本当…ですね。」
まゆり「戻っていますわね。」
ひとみ「よかった…これで完全に元通りですね。」

その言葉に、みゆうは今までで一番キラキラした笑顔で答えた。

みゆう「うん!」
光彦「よし、それでこそみゆうだ。」

だが、ここでめでたしめでたし…とはいかなかった。
みゆうの服は大きくなったせいで破れ、布団の中に散らばっていた。つまり、この時、みゆうはなにも身につけていなかったのだ!
光彦は、

光彦「ハダカ…。」

という言葉を残して鼻血を出して倒れてしまった。

みゆう「あ、ご主人様!」
ひとみ「とりあえず服着てください。」

そのころ、「めいどの世界」から日高家の様子を見守る一人の女性がいた。
メガミ様「うーん…やはりそのようなことでは絆は揺らぎませんか。
     どうやら私は彼女たちを過小評価していたようですね。」

こうして、メガミ様は自分の見識の誤りを恥じ、守護天使たちの成長を喜ぶのであった。

おわり


ちょっとした自己賛美。

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