ピンポーン!
ひとみ「はいだれですか…ってあなたですか?」
饗介「まあそう嫌そうな顔しないでさ。」
饗介はお構いなしに家の中に入っていった。
光彦「何の用だよ、ハエ男。」
饗介「ふっふっふ、これなーんだ?」
そう言って饗介はまゆり人形を取り出した。
まゆり「わたくしの…人形?」
饗介「これを使うんだ。こうして髪の毛を入れてね…。まずは、礼。」
饗介がまゆり人形に礼をさせると、まゆりもその通りに動く。
まゆり「え?」
饗介「続いて片手を挙げて…。」
まゆり人形が左手を挙げると、まゆりも左手を挙げる。
饗介「腋かいかい。」
人形の右手が左の腋の下にあてがわれると、まゆりも腋の下に手をやる。
まゆり「これは…一体…?」
饗介「がははは、ついにまゆりちゃんが俺の意のままになる日が来たな!」
光彦「何だと?」
饗介「いや、ちょっとした魔術でな。この本に書いてあったんだよ。」
饗介は、「人形の魔術」の本を取り出してみせた。
ひとみ「また怪しげなことを…。」
みゆう「でもまゆりちゃんは操られているよ。」
あすか「恐ろしい…。」
饗介「さーて、何しようかな?」
邪悪なほほえみを浮かべる饗介。
饗介「やっぱこれっきゃないっしょ!」
そう言うと、饗介はおもむろにまゆり人形の着物を脱がしはじめた!それにつられてまゆり自身の着物も脱がされていく。
まゆり「え…そんな…いやです…。」
光彦「まずい!おいやめろ!」
光彦は、まゆりの着物がこれ以上脱がされないように、まゆりにしがみついた。
饗介「何だ?」
光彦「お前なんかにまゆりの裸を見せる訳にはいかない!」
饗介「邪魔するな!」
饗介は、まゆり人形にアッパーカットの仕草をさせた。まゆりのアッパーが光彦の顎にヒットした。
まゆり「ご主人様!」
光彦「く…くく…。」
まゆり「ご主人様、ごめんなさい。わたくしそんなつもりでは…。」
光彦「うーん、ナイスパンチ。」
饗介「サンキューパンチ。」
アッパーで光彦をまゆりから引き離した饗介は、さらに人形の着物を脱がし続ける。
そしてまゆりは上の着物を脱がされ、白い長襦袢一枚にされた。
饗介「そーれ、一枚、一枚…。」
まゆり「や、やめて下さい…。」
まゆりの目に涙が光りはじめていた。
その様子を見ていたひとみ、あすか、みゆうの三人は何とかせねば、と思った。
あすか「三人がかりなら!」
この叫びを合図に、三人はまゆりにしがみついた。
だが饗介は慌てない。
饗介「甘いわ。それじゃ、ドッカーン!」
饗介は、人形に回転パンチのような動きをさせた。三人はあっけなくはじき飛ばされた。
あすか&みゆう&ひとみ「きゃっ!」
饗介「何人たりともこの人形に逆らうことはできないのだ!」
そして長襦袢も脱がされ、まゆりは下着姿にされた。
饗介「いよいよだね、まゆりちゃん。」
まゆり「い、いや…。」
ついに、饗介待望の瞬間が訪れた。まゆりの下着を剥ぎ取り、一糸まとわぬ姿にさせたのである。
饗介「いいよ、いいよ、まゆりちゃん。すっごくキレイだよ。想像以上だよ。」
まゆり「み、見ないで…うえっ…えっえっ…。」
まゆりは顔を真っ赤にして泣いていた。ついに憎き饗介に自らの全裸をさらすという屈辱をなめさせされたのだから。
一方饗介は、いやらしい視線でまゆりをなめるように見ながら、どう楽しもうか考えていた。
饗介「どうしようかな…。」
そして考えがまとまったらしい。
饗介「よし、一人エッチにけって…ってあれ?」
饗介は、まゆり人形と「人形の魔術」の本が手元にないことに気付いた。
光彦「お探しのものは…これかい?」
饗介「げっ!」