戦いを終えたサキは、バスタードソードを背中に収めた。そして、ぐったりと横たわるなたねをいわゆる「お姫様抱っこ」で抱き上げた。
抱き上げられたなたねは、サキの腕の中で目を覚ました。
なたね「う…。」
サキ「気がついたようね…。大丈夫、あの呪詛悪魔はもういないわ…。」
なたね「あなたは…。」
サキ「名を名乗るほどの者ではないわ…。でもあなたの戦い…、負けはしたけど、とても立派だったわ…。これからも頑張って…。あなたのひたむきさは…きっと大きな力になるわ…。」
なたね(なんだろう…。すごく器の大きな感じがする…。)
なたねは再び気を失った。