夢追い虫カルテットシリーズ

「まゆりさん七変化」

数分後・・・・・

千里「ひとみん、みゆっち、あっちゃん、準備出来たー?」
ひとみ「はい、できましたよ」
まゆり「ええ!?千里さん、これって・・・・」

別の部屋から出てきたまゆりが着ていたのは全然別の衣装だった。

光彦「セーラー服のどこが日本文化なんですか!!」
千里「日本文化でしょーが!!」

2人の言い合いが始まるが、守護天使達が仲裁に入り、それもすぐに終わる。

光彦「まったく・・・・」
千里「ハーイ、まゆちゃーん、笑って笑ってー」

カシャッ カシャッ カシャッ

千里「千里がまゆりを様々な方向から撮影していく。
まゆり「な、何だか恥ずかしいですわ・・・・」

まゆりが赤くなる。

千里「うーん、立ってるだけじゃつまんないな・・・・あ、そうだ!まゆちゃん」

千里がくるっと1回転する。

千里「くるっと回って『私と付き合ってください♪』って言ってみて!」
まゆり「え!?」

突然の要求にまゆりは驚いてしまった。

千里「気持ちを入れる為の演技だから、ね、早く早くぅー」

千里は再びカメラを構える。
その後ろでは光彦達4人がまゆりを見守る。

まゆり(チラッ)
光彦(?)

まゆりが一瞬光彦に視線を向けた。
その時、まゆりは片足でくるりと1回転して・・・・・

まゆり「私と・・・・付き合ってください♪」

ズギューン!!
光彦の胸に一本の矢が直撃した。

千里「うーん、いいわよー、まゆちゃん!」
光彦(ま、まゆり・・・・かわいすぎる!)

光彦は胸の高鳴りを抑え切れない。

ひとみ「まゆりさん、演技上手ですね」
みゆう「ホントに誰かに言ってるみたいだったよ!」
あすか「・・・・・まさか」
まゆり「い、いえ!そんな事無いですわ!」

たった1ショットでそれぞれの意見が始まってしまった。

千里「セーラー服とくれば次は・・・・みゆっち!」
みゆう「はぁーい!」
まゆり「え?千里さん、これは・・・・」

光彦「か、看護婦さん!?」

部屋から、純白の白衣を着たまゆりが現れたのだ。

まゆり「わたくし、看護婦さんに憧れていたんですのよ」

まゆりから笑顔がこぼれる。
カシャッ! カシャッ!

千里「はい、そこで決めっ!!」

千里が合図を送る。

まゆり「痛い所はございませんか?」

まゆりはニッコリ笑ってセリフを出す。

光彦(くうーっ!!いいっ!ナース服もいいっ!!)
千里「んー、いいわよー」

カシャッ! カシャッ!

まゆり「あ、ありがとうございます・・・・」

しかし数分後、光彦はある事に気付いてしまった。

光彦「!!」

まゆりの白いナース服から、下着のラインがくっきりと浮かんできたのだ。

光彦「・・・・・」

目が離せない光彦。

みゆう「どーしたの?ご主人様」
光彦「あ・・・い、いや、なんでもないよ」

光彦はだんだん目のやり場に困ってきた。
カシャッ!

光彦「!!」

光彦は千里が写真を撮っていた事を思い出し、ハッとなる。

光彦「ち、千里さん、次にしませんか?次っ!!」
千里「え?そう?」

ナース服撮影はそこで終わった。

そして、千里のまゆり撮影は順調に進む。
チャイナドレス・・・・メイド服・・・・OLさん(メガネ着用)・・・・体操服・・・・
そして、次が撮影会ラストの衣装となった。

千里「トドメはやっぱこれっしょ!バニーガール!!」

しかしノリノリの千里とは逆に、まゆりは恥ずかしそうだ。

まゆり「ダ、ダメですわ、千里さん!これは撮らないで下さい!」

まゆりはササッと光彦の後ろに隠れる。

千里「大丈夫大丈夫、最初はみんなそうだから!すぐに慣れるって、エヘエヘエヘ・・・・・」

怪しい笑みを浮かべながらカメラを持つ千里。

光彦「千里さん、もうこれぐらいでいいでしょ!」

千里の顔を見て、光彦が慌てて千里を止める。

千里「んもー、しょーがないなー・・・・じゃ、帰って現像しよーっと、じゃーねー」

千里は帰っていった。


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