数分後・・・・・
千里「ひとみん、みゆっち、あっちゃん、準備出来たー?」
ひとみ「はい、できましたよ」
まゆり「ええ!?千里さん、これって・・・・」
別の部屋から出てきたまゆりが着ていたのは全然別の衣装だった。
光彦「セーラー服のどこが日本文化なんですか!!」
千里「日本文化でしょーが!!」
2人の言い合いが始まるが、守護天使達が仲裁に入り、それもすぐに終わる。
光彦「まったく・・・・」
千里「ハーイ、まゆちゃーん、笑って笑ってー」
カシャッ カシャッ カシャッ
千里「千里がまゆりを様々な方向から撮影していく。
まゆり「な、何だか恥ずかしいですわ・・・・」
まゆりが赤くなる。
千里「うーん、立ってるだけじゃつまんないな・・・・あ、そうだ!まゆちゃん」
千里がくるっと1回転する。
千里「くるっと回って『私と付き合ってください♪』って言ってみて!」
まゆり「え!?」
突然の要求にまゆりは驚いてしまった。
千里「気持ちを入れる為の演技だから、ね、早く早くぅー」
千里は再びカメラを構える。
その後ろでは光彦達4人がまゆりを見守る。
まゆり(チラッ)
光彦(?)
まゆりが一瞬光彦に視線を向けた。
その時、まゆりは片足でくるりと1回転して・・・・・
まゆり「私と・・・・付き合ってください♪」
ズギューン!!
光彦の胸に一本の矢が直撃した。
千里「うーん、いいわよー、まゆちゃん!」
光彦(ま、まゆり・・・・かわいすぎる!)
光彦は胸の高鳴りを抑え切れない。
ひとみ「まゆりさん、演技上手ですね」
みゆう「ホントに誰かに言ってるみたいだったよ!」
あすか「・・・・・まさか」
まゆり「い、いえ!そんな事無いですわ!」
たった1ショットでそれぞれの意見が始まってしまった。
千里「セーラー服とくれば次は・・・・みゆっち!」
みゆう「はぁーい!」
まゆり「え?千里さん、これは・・・・」
光彦「か、看護婦さん!?」
部屋から、純白の白衣を着たまゆりが現れたのだ。
まゆり「わたくし、看護婦さんに憧れていたんですのよ」
まゆりから笑顔がこぼれる。
カシャッ! カシャッ!
千里「はい、そこで決めっ!!」
千里が合図を送る。
まゆり「痛い所はございませんか?」
まゆりはニッコリ笑ってセリフを出す。
光彦(くうーっ!!いいっ!ナース服もいいっ!!)
千里「んー、いいわよー」
カシャッ! カシャッ!
まゆり「あ、ありがとうございます・・・・」
しかし数分後、光彦はある事に気付いてしまった。
光彦「!!」
まゆりの白いナース服から、下着のラインがくっきりと浮かんできたのだ。
光彦「・・・・・」
目が離せない光彦。
みゆう「どーしたの?ご主人様」
光彦「あ・・・い、いや、なんでもないよ」
光彦はだんだん目のやり場に困ってきた。
カシャッ!
光彦「!!」
光彦は千里が写真を撮っていた事を思い出し、ハッとなる。
光彦「ち、千里さん、次にしませんか?次っ!!」
千里「え?そう?」
ナース服撮影はそこで終わった。
そして、千里のまゆり撮影は順調に進む。
チャイナドレス・・・・メイド服・・・・OLさん(メガネ着用)・・・・体操服・・・・
そして、次が撮影会ラストの衣装となった。
千里「トドメはやっぱこれっしょ!バニーガール!!」
しかしノリノリの千里とは逆に、まゆりは恥ずかしそうだ。
まゆり「ダ、ダメですわ、千里さん!これは撮らないで下さい!」
まゆりはササッと光彦の後ろに隠れる。
千里「大丈夫大丈夫、最初はみんなそうだから!すぐに慣れるって、エヘエヘエヘ・・・・・」
怪しい笑みを浮かべながらカメラを持つ千里。
光彦「千里さん、もうこれぐらいでいいでしょ!」
千里の顔を見て、光彦が慌てて千里を止める。
千里「んもー、しょーがないなー・・・・じゃ、帰って現像しよーっと、じゃーねー」
千里は帰っていった。