夢追い虫カルテットシリーズ

「まゆりさん七変化」

とある日、ご主人様の日高光彦と彼の守護天使達は今日も平和な1日を過ごしていました。

みゆう「ふああ・・・・タイクツだね」
光彦「いいじゃないか、たまにはこんな日があっても」
あすか「そうですね・・・・」
まゆり「さあご主人様、お茶が入りましたわ」

まゆりが持つお盆には、冷たく冷やした緑茶が入ったグラス。

光彦「ありがとう・・・・・うん!やっぱりまゆりの入れたお茶はおいしいよ」
まゆり「まあ・・・・ありがとうございます」

まゆりは頬をほのかに桜色に染めた。

トントントン
その時、ドアのノック音が聞こえた。

光彦「ん?誰だろう」
ひとみ「あ、あたしが出ます」

ガチャリ
ひとみは玄関のドアを開けた。

ひとみ「あれ?あなたは・・・・」

そこに立っていたのはGジャン・ジーンズを着こなし、額にサングラスをかけたポニーテールの女性・・・・
そう、千里眼だったのだ。

千里「ヤッホー」
光彦「いや・・・ヤッホーじゃないでしょ、登場作品が違いますよ」

光彦がツッコミを入れる。

千里「カタい事言わないの!お邪魔するわねー」
ひとみ「あ、ちょ、ちょっと!?」

ドタドタドタ
千里は勝手に部屋に上がりこんでしまった!
そして、まゆりの入れたお茶を飲んだ後、千里は口を開く。

千里「実はね・・・・ちょっと頼みたいことがあんのよ」
光彦「はあ・・・・」
千里「実はね・・・・」

光彦・ひとみ・みゆう・あすか「まゆり(さん・ちゃん)の撮影会ー!!!!????」

4人が驚きの声を上げる。

まゆり「わ、わたくしの・・・ですか?」

まゆりも驚きを隠せない。

千里「うん、お願ーい、前から撮りたいと思ってたのよー」

千里が自前のカメラを持ち、まゆりに頼み込む。

千里「ジャーナリスト志望のあたしとしては、ぜひ日本文化の象徴、大和撫子の撮影も経験したい
   のよー、ね、オ・ネ・ガ・イ!」
まゆり「で、ですが・・・・」

まゆりはもじもじしている。

千里「H.A.Pの新展開であたしの出番無くなっちゃうから、こういう時しか出れないのよー」

必死に頼み込む千里。
まゆりはしばらく躊躇した後・・・・・

まゆり「わかりました、わたくしでよければお引き受けします」
千里「いやったぁー!!」

ガッツポーズを繰り出す千里。

千里「じゃ、みゆっち、そこに置いてある衣装持ってきて!」
みゆう「え?う、うん!」
光彦(衣装?)

光彦の頭に?が浮かぶ。


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