夢追い虫カルテットシリーズ

「まゆりさん七変化」

まゆり「・・・・はあ」

力が抜けたまゆりは思わずその場に座り込む。

光彦「大丈夫か?まゆり」

光彦が声をかける。

まゆり「は、はい・・・・何とか」

そして、光彦は恥ずかしそうに口を開いた。

光彦「あの、まゆり・・・・僕も1枚撮っていいかな?」
まゆり「ええっ!?」

まゆりは光彦の突然の言葉に驚いた。

まゆり「だ、だめですわ!こ、これは恥ずかしくて・・・・その・・・・」

まゆりは慌ててしまう。

まゆり「で、でも・・・ご主人様がお好きなら・・・・1枚くらいは・・・・」

あまりの恥ずかしさにごにょごにょ口調になってしまうまゆり。

光彦「普通の写真でいいんだよ」

光彦はニッコリ笑って話す。

光彦「プールとかの記念写真はあるけど、普段着の写真が1枚も無いからね、これを機会に撮って
   見たいんだ」
まゆり「ご主人様・・・・・はい!」

まゆりはニコッと微笑んだ。
だが光彦は後で後悔した。
バニーも頼めばよかったかな・・・・・と。

光彦「じゃあ撮るよー、みんな笑って!」

カメラを構える光彦。

みゆう「こ、こう?」
あすか「何か・・・・恥ずかしい・・・・です」
ひとみ「ご主人様、早くー!」
まゆり「クスッ、あせっちゃダメですわよ、ひとみ」

そして4人が光彦に笑顔を見せる。

光彦「はい、チーズ!!」

カシャッ!
こうして、あの「守護天使紹介」にある全員集合イラストが誕生した、と言われています。

 

 

 

しかしその夜・・・・・

まゆり「今日のご主人様、かなりドキドキしてましたわね」
みゆう「ご主人様ってああいうのが好きなんだ」
ひとみ「じゃああたし、今度セーラー服着てご主人様にせまっちゃお!」
みゆう「あたしは体操服!」
あすか「わたしは・・・・チャイナドレスを・・・・」
まゆり「やっぱり私は看護婦さんですわ」

眠った光彦のそばで、4人がそんな話をしていたとは、光彦は知る由も無かったので
あった・・・・・


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