こうしていきなりのりなとのデートが始まった。
ゲームセンターで思いっきり遊んだその後、デパートでショッピングをする。
りな「ねっ、真吾!この香水チョーイケてる!」
真吾「うん・・・そうやな」
香水の事なんかよく知らないオレはそう言い返すしかなかった。
りな「もう・・・もう少し明るくなれないの?真吾!」
真吾「あ、ああ・・・・ゴメンな、りな」
店員「あの・・・・・」
そんな話をしている二人に店員さんが入ってきた。
店員「よろしければ試してみませんか?」
りな「え、いいの?」
店員「はい、どうぞ」
シュッ
りなが手首に香水を少しつける。
香りが鼻にスウッと届く。
真吾「へえ・・・さわやかな香りやないか」
りな「うん・・・いい感じ」
オレもりなも気に入っているようだ。
店員「あなたはこの香水と相性が良いようですね、どうです?
今ならクリスマスセールでお買い得ですよ」
りな「ホントによかったの?ご主人様」
帰り道、香水を買ってあげたオレにりなが尋ねる。
真吾「エエよ、あれくらいなら手が届いたから」
オレは笑って答える。
りな「あ、ありがと・・・・」
りなが目をそらす。
りな「あ、そういえばご主人様は何か欲しい物は無かったの?」
真吾「そうやなー・・・オレ、いまだにスニーカーやから、ブーツが欲しいなーって
思ってるんやけど・・・」
りな「そうなんだ・・・」
真吾「?」
りな「ご主人様、ありがと、今日は結構楽しかったよ」
りなが笑顔でオレに声をかけた。