Happy Angle Paradise!

第4話「天使達の聖夜」

こうしていきなりのりなとのデートが始まった。
ゲームセンターで思いっきり遊んだその後、デパートでショッピングをする。

りな「ねっ、真吾!この香水チョーイケてる!」
真吾「うん・・・そうやな」

香水の事なんかよく知らないオレはそう言い返すしかなかった。

りな「もう・・・もう少し明るくなれないの?真吾!」
真吾「あ、ああ・・・・ゴメンな、りな」
店員「あの・・・・・」

そんな話をしている二人に店員さんが入ってきた。

店員「よろしければ試してみませんか?」
りな「え、いいの?」
店員「はい、どうぞ」

シュッ
りなが手首に香水を少しつける。
香りが鼻にスウッと届く。

真吾「へえ・・・さわやかな香りやないか」
りな「うん・・・いい感じ」

オレもりなも気に入っているようだ。

店員「あなたはこの香水と相性が良いようですね、どうです?
   今ならクリスマスセールでお買い得ですよ」

 

 

 

りな「ホントによかったの?ご主人様」

帰り道、香水を買ってあげたオレにりなが尋ねる。

真吾「エエよ、あれくらいなら手が届いたから」

オレは笑って答える。

りな「あ、ありがと・・・・」

りなが目をそらす。

りな「あ、そういえばご主人様は何か欲しい物は無かったの?」
真吾「そうやなー・・・オレ、いまだにスニーカーやから、ブーツが欲しいなーって
   思ってるんやけど・・・」
りな「そうなんだ・・・」
真吾「?」
りな「ご主人様、ありがと、今日は結構楽しかったよ」

りなが笑顔でオレに声をかけた。


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