光が消えると・・・テレビの前には一人の女性と一人の少女が立っていた。
真吾「ひょっとしてお前らも・・・守護天使?」
女性「そうですご主人様、フェレットのかすみです・・・またご主人様とお会いしたかった・・・ぽっ」
かすみさんは頬に手を当て、顔を赤くする。
少女「ご主人ちゃまぁ、会いたかったよ!ネコのミーコだよ!」
少女はオレに抱きつき、応える。
真吾「よく帰って来てくれたな、二人とも・・・」
オレは笑顔で二人を迎え入れた。
その日の夕食はいつもにも増して楽しい。
ちえこ「わあ〜、かすみさんのハンバーグ、すごくおいしいかも〜」
かすみ「ぽっ・・・ありがとう、ちえこちゃん」
かすみさんが赤くなる。
ちえこ「教えてほしいかも〜」
かすみ「ウフフ、いいですよ、あのね・・・まずつなぎは食パンと卵、食パンには牛乳を浸して軽く絞るの、それとひき肉に玉葱のみじん切りに調味料を加えて粘りが出るまで混ぜて・・・種を適度の大きさに分けて両手でキャッチボールするの、これは空気を抜いて焼き崩れを防ぐためで・・・・etc」
ちえこ「へえ〜、すごいかも〜」
ちえこはただ感心するばかりだ。
かすみ「でもちえこちゃんの筑前煮もとってもおいしい・・・」
ちえこ「えへへ、その筑前煮、ご主人様にも誉めてもらえた物ですかも〜」
ちえこも顔を赤くする。
かすみ「じゃあ、今度は私が聞いてもいい?」
ちえこ「ハイかも〜、ええと・・・ポイントは材料の切り方と味付けかも〜、レンコンとにんじんは輪切り〜、ごぼうは縦の四つ割り〜、こんにゃくと鶏肉は大小分けてのぶつ切りかも〜、味付けで大事なのは〜最初の砂糖を入れすぎない事かも〜、もし入れすぎたらそれに見合うだけの醤油が必要で〜・・・etc」
かすみ「まあ、それはすごいわ・・・」
なるほど・・・かすみさんは洋、ちえこは和が得意なんやな。
そして向こうでは・・・
ミーコ「りなお姉ちゃま、ましろお姉ちゃま、これからよろしくねっ」
ましろ「はい・・・よろしく・・・お願いします」
りな「あーもう!わかったからベタベタくっつかないでー!」
アハハハハ・・・・・