ちえこは真吾の通う大学にたどり着いた。
ちえこ「ご主人様・・・どこにいるのかも~?」
大学は広く、ちえこはどこを探せばいいのかわからずに戸惑ってしまう。
ちえこ「あの・・・ご主・・・山下真吾さんってどこにいるのかも~?」
大学生「さあ・・・知らないな」
大学生「ゴメン・・・聞いた事無いわ」
ちえこ「えぐえぐ・・・ご主人様ぁ・・・」
どの人に聞いても知らないの一言のみ。
ちえこは不安のあまり、涙をこぼしてしまった。
そして時計は午後1時を指そうとしていた・・・
その時!
大学生「じゃあなー、山下ー」
真吾「おう」
ちえこ(ご主人様!?)
ちえこは声の方向へ走っていく。
ちえこ「あっ・・・」
しかし真吾の姿は見えなかった。
諦めきれずに辺りを見回すちえこ。
ちえこ「あっ!」
ちえこは階段を降りていく真吾を発見した。
ちえこ(ご主人様、待ってかも~!)
急いで真吾を追いかけるちえこ。
真吾は玄関前に止まっている大きな車に入っていった。
ちえこ「!!」
ちえこの足が止まる。