そしてあっという間に夜が過ぎ、次の日の朝が訪れた。
プールセンターには9月だというのにまだかなりの人がいる。
真吾「さあ、今日は思いっきり楽しむぞー!」
りな「ご主人様、まずはやっぱりウォータースライダーでしょ!」
真吾「オ、オイ!こんなトコでご主人様言うなや、マズイって」
ましろ「確かに・・・そうですね」
りな「じゃ、何て呼ぼうか?」
真吾「真吾さんでエエよ」
ましろ「では行きましょう・・・真吾・・・さん」
ちえこ「わ〜い、楽しみかも〜」
真吾「オイオイ、そんな引っ張んなってー」
オレ達はウォータースライダーや波の出るプール、流れるプールなどで楽しい一時を過ごした。
そういえばこんな楽しい休暇を過ごすのは久々や、それに3人の水着もかわいいし・・・
ちえこはのんびり屋を表現したおとなしい水着、りなはコギャルキャラを表現したセクシーな水着やし、ましろは潔癖症の彼女らしい真っ白なワンピース型だ。
うん、たまにはいいな・・・こういうのも・・・
ボフッ!
真吾「んがっ!?」
突然オレの顔に何かが直撃する。
ビーチボールだ。
ましろ「スキあり・・・」
りな「アハハ、真吾ってば鼻の下チョー伸びてたよー」
真吾「お・・・お前らー!」
りな「キャー、エッチ真吾が襲ってくるー」
ちえこ「怖いかも〜」
真吾「に、逃げんな、コラー!!」
しばらくしてオレは時計が12時半頃を指しているのに気付いた。
真吾「ふうー、みんなそろそろハラへってへん?」
ちえこ「すいちゃったかも〜」
りな「そう言えばアタシもお腹ペコペコー」
ましろ「そこの売店で・・・食べましょうか・・・」
オレ達はプールを上がり、売店に向かった。
その時!
男A「ねえねえ、そこのカワイコちゃん達!そんなヤツより俺達と遊んだ方がずーっと楽しいよ!」
男B「昼メシなら俺達がおごるからさ、ねっ!」
突然3人に誘いをかけてきた2人の男。
いわゆるナンパだ。
りな「うーん、悪くないかもねー」
りなは考え込んでる。
真吾「り、りな!?」
りな「プッ・・・冗談だって真吾」
ほっ・・・
りな「確かにあの2人の方がイケてるけど、アタシはあの2人のような軽いヤツには
興味なんてないから」
さ、さすがりな・・・キッパリと断ってる。
ちえこはさっきからオレの後ろに隠れて震えている。
そうだ、ましろは!?