Happy Angle Paradise!

第8話「再会」

ワイワイ キャッキャッ
みんなの笑い声が響く中、オレは隣の部屋にいた。
その部屋ではりなが三角座りで顔をうつむかせている。

真吾「・・・りな」
りな「・・・ほっといてよ」

アカン・・・やっぱり拗ねてる。

真吾「ほっとけねーよ、りなが連れてかれようとしとったんやぞ」
りな「・・・・・」

りなはうつむいていた顔を上げた。
その顔からはつうっと涙がこぼれている。

りな「ご主人様は・・・アタシがいなくなったら、寂しい?」
真吾「当たり前や・・・みんなだってそう言うに決まってる」

オレは優しく声をかけてやった。

真吾「・・・セティだけはわからんけど」
りな「・・・バカ」

ぎゅっ
りなはその細い腕でオレにしがみついた。
そして顔をオレの胸にぴったりとくっつける。

りな「・・・聞こえる」
真吾「・・・何が?」
りな「ご主人様の・・・心臓の音」

りなはオレにそっとつぶやいた・・・

 

 

 

 

ユナ「りなちゃん・・・」
りな「ん?」

アタシの隣の布団で眠っていた姉さんが声をかけてきた。

ユナ「山下さんの事、どう思ってるの?」
りな「どうって・・・」

何を言ってるの?姉さん・・・

ユナ「好き?」
りな「う、うん・・・好き」
ユナ「・・・大好き?」
りな「う、うん・・・大好き」
ユナ「ふぅん・・・」

姉さんはそう呟いただけだった。

りな「・・・・・姉さん?」
ユナ「・・・すぅ」

・・・何だったんだろ?

 

 

 

 

翌日

ユナ「おはよう、りなちゃん」

朝ごはんの食卓にはみんなの他に、姉さんが1人加わっていた。
楽しい会話が弾む中、アタシは1人黙々と朝食を食べる。

ユナ「ねえ、りなちゃん」
りな「何?」

姉さんが声をかけてきた。
アタシはそれにつられるかのように返事を返す。

ユナ「よかったらこの後、街へ遊びに行きましょう」

姉さんはニコッと笑った。

真吾「おおー、エエやないかー行ってこいよ、りな」
かすみ「おふたりとも久しぶりに話したい事もいっぱいあるでしょうから・・・」
ジョニー「いい息抜きになるだろうぜ」

別にアタシはどうでもよかったんだけど・・・
みんなが勧めるから、そうする事にした。

りな「そうね・・・悪くないかな」
ユナ「じゃ、行きましょう」

そう言って姉さんはアタシの手を握り、外に出た。


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