ジョニー「ヨエタ アイサ イセニ ノモルナ レワア!!」
ジジジジジッ
ジョニーの手の平から緑色の玉が生じる!
ジョニー「来な、俺のとっておきの使い魔!!」
ビュウッ
ジョニーが玉を地面に投げつける。
玉はそのまま地面に沈んだ・・・・
だが、次の瞬間!
ゴゴゴゴゴゴゴ!!
地面が激しく揺れ始めた!
ちえこ「きゃあっ!な、何かも〜!?」
ピシッ ピシッ ピシッ!
玉の沈んだ場所がひび割れ始める!
ましろ「!」
ましろがハッと顔を上げる。
ミーコ「ましろお姉ちゃまっ?」
ましろ「・・・何か・・・きます!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
地面の中から岩の巨人が姿を現した。
真吾「ゴ、ゴーレム・・・・」
ケン「ああ、それもかなりデカい・・・・」
そのゴーレムの大きさは5メートルはある、真吾は見てるだけでも威圧されて体が震えている。
ケン「ここまで来たんだ、次はマスターの番だぜ!」
ケンが真吾の肩を叩く。
真吾「オ、オレ!?」
真吾は動揺している。
ケン「大丈夫だ、マスターなら出せる!」
真吾「よ・・・よし!」
真吾は目を閉じ、集中する。
りな「ご主人様、イメージして!そうすれば心具は生まれるよ!」
真吾(来い・・・・来い!)
真吾は剣をイメージする。
キイイイイン!
真吾の右手が輝きだした!
真吾「よし、やった!」
しかし・・・・
セティ「ぷっ・・・・あはははははは!」
ジョニー「・・・・・フッ」
フリード「お、おい、真吾さんよぉ、お前は本気でそんなんでアニキのゴーレムを倒す気なのか?」
E3は大笑いしている。
真吾「な、なんやと!・・・・ああっ!」
真吾は自分の右手を見て愕然とする。
なんと真吾の右手に現れたのは1本の白く光るビームサーベルのみだった・・・・
真吾「・・・・・」
言葉が出ない真吾。
真吾「くっ・・・・そんなの・・・・やってみんとわからんやろー!!」
真吾はビームサーベルを両手で握り、ゴーレムに斬りかかる!
ケン「バ、バカッ!そんなんで勝てるヤツじゃねぇ!」
ニヤ・・・・
ゴーレムが不敵な笑みを浮かべる。
真吾「やあーっ!!」
ベチッ!
真吾はゴーレムの一振りでハエのように叩き落された。
かすみ「ご主人様!」
6人が真吾の元へ駆け寄る。
ケン「いわんこっちゃねぇ・・・・」
真吾「い、いでえ・・・・」
真吾はあまりもの痛みに体が起こせない。
ジョニー「これでわかっただろう・・・ゴミのようで無力な人間のどこに守る価値がある?」
セティ「ま、ビームサーベルでも出せたんなら上出来じゃない?」
E3は完全に真吾をあざ笑っている。
かすみ「・・・・・」
真吾を抱きかかえるかすみ。
その目からは涙が溢れている・・・・
かすみ「ご主人様・・・私がついていながら・・・こんなおケガを・・・・」