街中を走る特殊機動装甲車Gストライカー。その内部では...
Rynex「それでは、グランチェイサーに乗って下さい。」
G3‐XX「よっこらしょっと。」
ジジくさい掛け声とともにグランチェイサーにまたがるG3。
Rynex「カタパルト、オープン!」
Gストライカーの後部カタパルトが開き、コンテナ内から昇降装置が伸びていった。
Rynex「G3様、パトロールに行くだけなのに、本当にやるんですか?
わざわざGストライカーで運ばなくても、直接グランチェイサーに乗っていけば
いいと思うんですけど...」
G3‐XX「じゃかあしい!!!お前はロマンっちゅうもんがわかっとらんようだな。
こうやってG3‐Xの気分を味わいながら出撃した方がやる気が出るってもん
だろうがよお。」
Rynex「ま、まあ、そうおっしゃるのなら構いませんが...と、とにかく、
グランチェイサー、発進!」
グランチェイサーの前輪を固定していたフックが解除されて昇降装置の上を後ろ向きに滑り降り、そのままGストライカーの脇を抜けて追い越していった。
G3‐XX「これがG3の醍醐味ってやつだぜ!!!ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ♪」
バイクで走りながらすっかりはしゃいでいた。
Rynex「ふふふ...やっぱり中身は7歳児ですね。」
らん「あっ、いっけない!お醤油を買うのを忘れていました。 2人とも、荷物を持って
先に行ってもらえますか?」
つばさ「でも、1人で大丈夫なの?」
らん「それはまあ不安はありますけど、すぐに戻るから大丈夫ですよ。」
つばさ「だったらボクが行くよ!」
くるみ「くるみも行くの〜」
らん「気持ちはありがたいけど、これだけの荷物を持って帰るにはあなた達2人で
行った方がいいと思います。心配はいりませんよ。」
そう言ってらんは、店の方へ戻っていった。
つばさ「大丈夫かなあ...荷物を家に置いたらすぐに様子を見に行こう。」