あれから数日後、Rynexの元へ戻ったG3は、12人の守護天使の事を詳しく聞き出すとともに新たな事実を知らされた。
Rynex「G3様、転生しているのはどうやら守護天使だけじゃないようですよ。」
G3‐XX「というと?」
Rynex「人間に恨みを持って転生してきた者達もいて、人間や守護天使を狙って暗躍
しているらしいのです。」
G3‐XX「それってもしかして...?」
Rynex「めいどやしつじの世界で呪詛悪魔と呼ばれる連中もそうですが、厄介な事に、
それ以上に強力な冥府の住人である復讐鬼までもが動き出しているようです。
呪詛悪魔の方は守護天使の力でもまあ何とかなりそうですが、復讐鬼の戦闘
能力は呪詛悪魔のそれをはるかに上回っており、
おそらく守護天使や神様ではまるで歯が立たないでしょう。」
G3‐XX(復讐鬼...?そういえばたしか天界の奴等がそんな事を言ってたな。
するとやはり、るるの身にも危険が...!)
Rynex「るるちゃんの事を案じているのですか?」
G3‐XX「......さ、さあてね...それにしても、面白い事になったな、をい。
るるの様子がわかっちまった以上他にする事もないし、その復讐鬼とやらを
ぶちのめして遊ぶとしようかね。
いやー楽しみだぜ、ケッケッケッケッ......」
Rynex「相変わらず素直じゃありませんね。」
てなわけで、さっそく獲物を探しにグランチェイサーで出かけていくG3であった。
みか「ふう、これで全部かな。あーあ、じゃんけんで負けて買い物か。
みか、ほんとはご主人様と一緒に夕飯の支度がしたかったのになあ...」
ここはとある商店街。買い物を終えたみかが帰路につこうとしたその時、
目の前に何やら青い仮面と鎧をまとった者がごついバイクに乗って現れた。
みか「えっ!?なになに?もしかしてあれって、たまみが言ってた変な青いヤツ!?
ま、まさかみかを誘いに...?(顔を赤らめて)やだわもう!みかにはもう、
ご主人様という人が...」
G3‐XX「GM‐01、アクティブ!」
ガシャン!
G3は、バイクを降りると銃を取り出してみかの方へと歩み寄ってきた。
みか「えっ、えっ!?ちょ、ちょっと、何よあんた!ま、まさかみかを撃つ気じゃない
でしょうね!?」
G3は、構わず向かってきた。やがてそのまま自動小銃GM‐01カスタムを構えた。銃口をみかの方へ向けて...
みか「や、やだ...来ないで...いやあああああああああああっ!!!!!!!!」
ドム!ドム!ドム!ドム!