きよをはさみ、3人並んで歩いている。
千田「きよちゃん、今日は何食べたい?」
きよ「う〜〜ん、何でもええよ。」
恵「あたしはあったかいシチューがいいなぁ。」
千田「え・・・恵ちゃんまたくるの?」
恵「なによぉ・・あたしが食べに行っちゃいけないの?」
千田「いやそういうわけでは・・・」
きよ「アハ☆お兄ちゃんってホンマ恵お姉ちゃんには形無しやね。」
千田「まいったな、ハハハ・・・・」
恵「エヘヘヘ・・・・」
談笑しながら帰る雨の道。とその時、きよちゃんの足がとまった。
千田「?どしたの、きよちゃん?」
きよ「あれ・・・・・・」
きよの指差すほうを見ると、雨にもかかわらず傘をささず
道に立ちふさがっている2人の男がいた。
2人ともうなだれ、顔がはっきり見えない。
千田「どうしたんだろ。こんな雨の中・・・」
千田が近づこうとすると、
恵「あ、千田君・・・」
千田「え?」
恵と目があった瞬間、千田は彼女が言おうとしていることに気がついた。
千田「(まさか・・・呪詛悪魔?)二人はここにいて、いいね。」
きよと恵を残し、千田は2人に近づいていった。
2人の手前5メートル付近まで来たとき、2人が顔をあげた。