きよく!ただしく!!

呪詛悪魔編 第六話「涙と笑いの誕生日」

千田「本当に・・・ごめんね、きよちゃん。」
きよ「ぉっ・・ぉっ・・・おにぃ〜ちゃぁ〜〜〜〜ん!!!!!」

千田の胸に飛び込むきよ。それを受け止め強く抱きしめる千田。

きよ「おにぃちゃぁん・・・おにぃちゃぁ〜〜ん・・・・」

千田の胸で泣き叫ぶきよ。それを優しく抱きしめる千田。
そして、それを遠くで見守る恵。

恵「なんだかなぁ・・・・やっぱあたしは脇役だわ。」

微笑みながら二人に近づく。

恵「おっふたっりさん♪おなかすかない?」
千田「そういえば・・・すいちゃったね。」
きよ「ヒックヒック・・・もう・・・ペコペコやわぁ。」
恵「でも、こんな時間だしなぁ・・・レストランなんかどこもいっぱいだし・・」
きよ「あ☆うちあれがいい☆」

きよの指差す方向には「たこ焼き」とかかれた赤いちょうちん。

恵「たこ焼き?」
千田「あれでいいの、きよちゃん?」
きよ「うん!!うち、たこ焼きめっちゃ好っきやねん!!!」

屋台にかけていくきよ。

千田「ホント・・強いよ、きよちゃん。」
恵「もっとしっかりしなきゃネッ、お兄ちゃん♪」

いたずらっ子のような笑いを浮かべ、恵もきよを追いかける。

千田「まいったな・・・・」

頭をかきながら二人の後を追う千田。


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