千田「本当に・・・ごめんね、きよちゃん。」
きよ「ぉっ・・ぉっ・・・おにぃ〜ちゃぁ〜〜〜〜ん!!!!!」
千田の胸に飛び込むきよ。それを受け止め強く抱きしめる千田。
きよ「おにぃちゃぁん・・・おにぃちゃぁ〜〜ん・・・・」
千田の胸で泣き叫ぶきよ。それを優しく抱きしめる千田。
そして、それを遠くで見守る恵。
恵「なんだかなぁ・・・・やっぱあたしは脇役だわ。」
微笑みながら二人に近づく。
恵「おっふたっりさん♪おなかすかない?」
千田「そういえば・・・すいちゃったね。」
きよ「ヒックヒック・・・もう・・・ペコペコやわぁ。」
恵「でも、こんな時間だしなぁ・・・レストランなんかどこもいっぱいだし・・」
きよ「あ☆うちあれがいい☆」
きよの指差す方向には「たこ焼き」とかかれた赤いちょうちん。
恵「たこ焼き?」
千田「あれでいいの、きよちゃん?」
きよ「うん!!うち、たこ焼きめっちゃ好っきやねん!!!」
屋台にかけていくきよ。
千田「ホント・・強いよ、きよちゃん。」
恵「もっとしっかりしなきゃネッ、お兄ちゃん♪」
いたずらっ子のような笑いを浮かべ、恵もきよを追いかける。
千田「まいったな・・・・」
頭をかきながら二人の後を追う千田。