10月10日、朝。
今日は朝からきよはニコニコしている。
きよ「お・に・い・ちゃん☆」
朝食の後片付けをしている千田の顔を覗き込むきよ。
千田「ん?どうしたの、きよちゃん?」
きよ「へへ〜ん♪今日何の日か知ってる?」
千田「今日?う〜ん・・・何だっけかなぁ?」
きよ「ほら、今日はメッチャ大切な・・・・」
千田「メッチャ大切な・・・・あぁ!!」
きよ「そう!!!」
千田「燃えないゴミの日!!!」
きよ(ガクッ)
その場に倒れこむきよ。
千田「あれっ?違ったっけ?」
静かに起き上がり千田に背を向けるきよ。
きよ「もうええわ・・・お兄ちゃん・・・」
その場を立ち去ろうとしたら・・・
千田「きよちゃんの誕生日・・・」
きよ「へっ?!」
驚いて千田のほうを振り返るきよ。
千田「・・・・だよね。」
きよ「お兄ちゃん・・・・・」
千田「忘れるわけないじゃん。大切な日なんだから・・・」
嬉しくて千田に抱きつくきよ。
千田「おわっと!!!」
きよ「おおきに・・ホンマおおきに、お兄ちゃん☆」
千田「ハハハ・・・
そうだ、今日一緒に何かおいしいものを食べにいこっか?」
きよ「えぇっ?!一緒に行けんの?」
千田「あぁ、妃皇子さんにも言って早くバイト終わらせるからさ・・・」
きよ「やったぁ!!久々にお兄ちゃんとデートや!!」
喜んでいるきよ。しかしその時!!!