恵「な、な、な、何なのよぉぉぉ!!」
気がついたら自分が屋根の上にいたのだから
ビックリするのも仕方がない。
あたりをきょろきょろと見回す恵。
すると地面の男が微笑を浮かべ、屋根に飛び乗ってきた。
恵「ヒッ!!」
一瞬後ずさりする恵。
そんな恵の姿を見て男は微笑み、
\\\「それだけ驚くことができれば大丈夫ですね。」
と言い、きよのほうを見る。
きよはまだ眠ったままだ。
恵「きよちゃん、きよちゃん!!」
何度呼びかけても目覚めない。
\\\「このままではまずいですね。とりあえず部屋に運びましょう。」
きよを抱え、屋根から屋根を飛んでいく男。
あっけにとられる恵。
恵「なんなのよぉ。」
家の主人「おい、お嬢ちゃん、人んちの屋根の上で何やってんだ?」
気がつくとベランダ越しから家の主人が恵に話しかけている。
恵「あ、あぁぁ・・・何なのよ、本当にぃ・・・」