きよく!ただしく!!

呪詛悪魔編 第十話「隣人の甘い罠、そして・・・」

コーヒーを飲みながら、この間のことを妃皇子に話す恵。
黙ってそれを聞いていた妃皇子が静かに口を開いた。

妃皇子「千田さんてすっごくシャイだから、
     本当の気持ちなかなか伝えられないのよね。
     恵さんも、大変な人好きになっちゃったのね。」
恵「ハァ・・どうしたらいいのか、あたし、わかんなくて。」
妃皇子「駄目よ、そんな弱気じゃ。
     こういうときは恵さんから積極的にアタックしないと。」
恵「アタックって・・・・・・」
妃皇子「大丈夫、私に任せて。勇気が出るおまじないしてあげるわ。」
恵「おまじない?」
妃皇子「これさえすれば、きっと二人はベストカップルになれるわ。
     さぁ、私の目を見て・・・・・・」

言われるがままに、妃皇子の目を見る恵。

しかし次の瞬間、恵の手に握られていたコーヒーカップが手から落ち、
音を立てて割れた。


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