沖を指差すサファリ。それは明らかにだいだった。だいは波間を漂っている。
よしき「た、大変なんですね。流されっちゃったんですね。どうしようですね!!!!」
サファリ「お、おい、落ち着けよよしき。とりあえずボートか何か借りて・・・」
次の瞬間、砂浜を一気に駆け抜けユージが海に飛び込んだ。
そら「ユ、ユージお兄ちゃん・・・・」
サファリ「は、はえぇ・・・」
そのままの勢いでだいのところまで泳ぎ着き、だいを抱えると戻ってきた。
よしき「だ、大丈夫ですか?だい君・・・」
二人に近づくよしき・サファリ・そら。
だい「う、うん・・大丈夫だよ。みんな・・・」
弱々しいながらも笑ってみせるだい。次の瞬間、ユージがよしきにつかみかかる。
ユージ「よしき!!あなた、なんでだいがあんなところに行くまで気づかなかったんですか。
もしサファリが気づかなかったら・・・」
よしき「いや・・その・・・・ゴメンですね・・・」
ユージ「ゴメンですみませんよ!!!もしかしたらだいは・・・だいは・・・・・」
だい「ユージお兄ちゃん・・・やめて・・」
ユージ「だい・・・・」
だい「ぼくが悪いんだもの・・・ぼくがボ〜っとしてたから・・・」
ユージ「・・・・」
つかんでいたよしきのむなぐらをはなすユージ。
エイジ「おぅ〜い、ご飯の準備できたぞぅ☆・・・あれ?みんなどうかしたのか?」