リスのりな - 出会いと別れの物語

17年前のこと・・・
 
ご主人様には少し遠出をしなければなりませんが、とてもお気に入りの遊び場になっている山がありました。
そんなある日、ご主人様がその山で遊んでいると、餌を見つけられず疲れたのでしょうか、1匹のリスがぐったりと倒れていました。
 
ご主人様はリスを抱え、急いで山を下ります。
街に出たものの、ご主人様はお金を持ってなく、遠く離れた家までそのまま連れて帰るわけにもいかず、オロオロしていました。
すると、それを見ていた一人の女子高生がご主人様に声をかけてきました。
ご主人様は涙目でリスの事を話します。
「わかったわ、お姉さんがなんとかしてあげるわね」と女子高生はコンビニの奥へと姿を消し、そして戻ってきた時には1袋のビスケットが握られていました。
ビスケットを食べるとリスは元気を取り戻し、安心した女子高生はご主人様に優しく笑って帰っていきました。
そして無事にリスを家まで連れて帰ったご主人様は、リスを「りな」と名づけて看病を開始するのでした。
 
 
ご主人様のお世話によってすっかり元気をとりもどしたりなは、ご主人様の手によって山へと戻っていきました。
しかし、その後もご主人様が山へ遊びに来た時、りなの名を呼ぶとりなはひょっこりと現れ、ご主人様の肩や頭に飛び乗ってきます。
ご主人様とりなはよくいっしょに山や街を歩き回ったり、お菓子を食べたりと仲良く遊んでいました。


P.E.T.S & Shippo Index - オリジナルキャラ創作