しかし数日後・・・
ご主人様の家に一本の電話がかかりました。
あの女の子からよと言われ、電話を受け取ったご主人様は一瞬耳を疑いました。
「ましろが・・・ましろが・・・車にひかれちゃった」
女の子の話によると散歩の途中で道を横切ったとき、次に渡って来たましろの横に勢
いよく迫る車が近づいて来ました。
そしてましろはそのまま急ブレーキをかける車にぶつかったというのです。
ご主人様は急いで女の子のもとへ走っていきます。
しかしたどり着いた時、すでにましろは息を引き取っていました。
「せっかく・・・友達になれたのに・・・どうして?」
ご主人様は涙目で話す女の子をただ見守る事しか出来なかったのです・・・