「死の先に在るモノ」 ショートストーリー
ども、という訳で「チェンジ!」を公開します。
ちなみに、これを書き始めたのは、掲示板で公開するよりも、かなり(半年近く)前でした。
「幼児化ネタでSSを書きたい」という事で書き始めたのですが、ネタが浮かばず、気力も減退してしまって放置状態になっていました。納得の行くオチが思いつかなかったというのも大きいですが。
しかしある日の朝、会社への通勤途中に何の脈絡も無く『ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃ』という、某所で知った言葉がオチとして思い浮かび、そこから一気にストーリーが膨らんでいきました。(笑)
一応、ここで設定のフォローを……
イリノアが、サキを元に戻す為の封冠を製作する為とはいえ、患者を放り出してしまうなんて……と思った方がいるかもしれませんね。でもこれは、サキが消えた際にテレポートで特務機関官舎に飛んだ事を確認した為です。その為、「恐らく、レオンかセリーナの元に飛んだのだろうから、捜索は必要ない」と判断したのです。勿論、レオンとセリーナには、メールにて一報を入れておいたのですが、両者がそれを見る前に大騒ぎになってしまったのです。
特務機関官舎は、本部よりは多少弱いとはいえ、テレポート封じの結界が張られていて、容易に官舎内部にテレポートする事はできません。
ですが、部屋の一室に特殊な魔法陣を展開する事によって、許可された者だけが通る事のできる『ゲート』を設置する事ができます。(RPGなんかに出てくる『テレポートが可能になる結界』のような物と思って下さい)
まとめると……↓
・外→内の場合、出現できるは『ゲート』の上
・内→内の場合、テレポートは『ゲート』の上でのみ実行可、出現できるのは『ゲート』の上
・内→外の場合、テレポートは『ゲート』の上でのみ実行可、出現する場所は(結界が無い限り)制約無し
勿論、レオン・サキ・セリーナは、互いに許可済みです。但し、機能を一時的に無効化する事は容易ですから、プライバシーは保たれているかと思われます。
作中でも出てきた病院ですが、やはり特務機関官舎並のテレポート封じの結界が張られています。ですが、イリノアの実験室に関しては、非常事態に備える為に脱出の為のテレポートは『使用可』となっています。その為、サキがテレポートで官舎まで飛ぶ事ができた訳です。ただ、実験室でのテレポートの使用は、緊急事態で無い限りは使用禁止となっていますが。
・○実験室→ゲート・その他テレポート使用可の場所
・×実験室←ゲート・その他テレポート使用可の場所
天界に潜入した男ですが、これは「サキは子供に手を出せない」という情報から「子供を人質に取って脅せば、こちらの言いなりになる。後は(以下、鬼畜系エロゲテイスト全開な妄想)」と曲解した結果です。実際、サキに人質を取って相対した場合でも、犯人に待っているのは<font color=red>『100%の死』</font>なのですけどね。(苦笑)
この男の協力者となっている呪詛悪魔二人組は、勿論『あの』二人です(笑)。ノエルさんのキャラをお借り致しました。ありがとうございます。
それにしても、今回のセリーナ、ただひたすらボケキャラと化してますね。自分で書いておいて言うのも何ですが。(苦笑)
セリーナは、己の理解の範疇を超えた事態に遭遇すると、思考を短絡させて暴走する仕様となっています。ですから、勝手に自己完結して本気で「サキとレオンの子」という回答を導き出してしまったのです。
でも、これってセリーナがレオンに深い信頼を寄せている証なのですよね。もしこれが他の男性キャラだったら「遂にロリペドに奔ったか腐れ外道!!」という反応を見せたはずですから。(笑)
ただ、サキから『おばちゃん』呼ばわりでは報われないですね。(苦笑)
幼児化したサキから様々な言葉がポンポンと出てきた理由ですが、サキは完全に幼児返りしてしまった訳ではなく、21歳Ver.の力と知識の一部が残った状態になっていた為です。その為、五歳児とは思えない位に知識とボキャブラリーが豊富だったのです。ちなみに、幼児化サキの設定年齢は五歳となっております。
呪詛悪魔の男が言っていた卑猥な語句に関しては、流石にその意味を(幼児化したサキは)理解してはいません。ですが、サキ21歳Ver.より受け継いだ感覚からくる嫌悪感が「なんかむかつくぅ〜」という言葉となって現れたのです。
翌日、何故レオンが疲れたような顔をしていたのか、官舎に戻ったレオンとセリーナとの間に、どんな悶着があったのかは、想像にお任せします。(笑)