夢追い虫カルテットシリーズ

VOL.36「結成!夢追い虫ウォリアーズ」

※注意
第36話から第38話は、エマステRPG計画の設定を利用して書いた番外編と思ってお読み下さい。


ある日、日高家の5人は珍しくレンタルビデオ店にいた。

光彦「ねえ、みんな何にする?僕は『ショーシャンクの空に』にする予定だけど…。」 (ビデオを4人に見せる)

だが、カルテットの4人はなぜかアニメの棚の前で迷っていた。

ひとみ「あの、どうしますか?」
まゆり「実際見たいものってあまりありませんわね…。」

とここで、あすかがある提案をした。

あすか「この際…目をつぶって…手に取ったものを…見るのは…いかがでしょう…?」
ひとみ「あ、それいいですね。」
みゆう「じゃああたしがやる!…えいっ!」

その結果取ったビデオを光彦に渡した。

みゆう「これにする!」
光彦「えっと…『セーラームーン』(しかもこれ劇場版と違う…)?話では聞いたことがあるけど…
    僕も見たことはないなあ…。」
ひとみ「ダメですか?」
光彦「いや、ダメって訳じゃないけど…。じゃあ決まりということで。」

というわけで、5人はビデオ2本を借りて、家に帰った。
家に帰ると、早速鑑賞会が開かれた。
4人は、「ショーシャンクの空に」にはもちろん感動した。しかし、それ以上に「セーラームーン」の印象が強く残った。
まず、自分たちとほぼ同年齢の少女たちが悪と戦うという設定に、素直な憧れを抱いた。

あすか「カッコ…いいです…。」
まゆり「すごいですわねー。」

だが、それ以上に印象に残ったのが「変身シーン」であった。
何しろ、少女がいったん裸になり、そこから光に包まれて少しずつバトルコスチュームが身にまとわれていくのである。その色っぽいシーンは、4人の中のなけなしの克己心を吹き飛ばすのには十分なインパクトがあった。

ひとみ「すごい…。」
みゆう「いいなあ…。」
光彦「何?」(一応付き合って見ている)
みゆう「え。あ、なんでもないよ。」

その晩、光彦が寝た後、4人は話し合った。

みゆう「あたしもあんなふうに変身してみたいなー。そんでそれをご主人様に見せて喜んでもらうんだー。」
あすか「みゆちゃん…その発言…きわどい…です…。」
ひとみ「でも実際戦闘用の服に着替える能力があったら便利ですよね。あたしたちにもできるの
     でしょうか…?」
まゆり「うーん…あ!」

不意に、まゆりがはっとしたように声を上げた。

ひとみ「どうしたんですか?」
まゆり「この前、D.F.の友達が来たときのことを覚えていますか?
みゆう「うん、一応…。」
まゆり「あのときの3人の服は、今日見たアニメのような感じだったような気がするのですが…。」

そうなのである。実は、第23話で饗介を捕らえに来たときのD.F.3人娘のコスチュームは、フレアータイプのミニスカートのメイド服をベースとし、かわいらしさと大胆さとかっこよさを併せ持った「戦闘用メイド服」とも言うべきものだったのである。むろん、3人のデザインはお互いに似せつつもそれぞれの個性が反映されたものとなっていた。

まゆり「ひょっとしたら、あの子たちも同じようなことをしているのかもしれません。」
ひとみ「聞いてみる価値はありそうですね。」

というわけで、カルテットの4人は「めいどの世界」へと出向き、D.F.娘たちと再会した。


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