守護天使達「ワーッ!!」
ティコ・サファリ・よしきの率いるスピードチームがめいどの世界に向けて走る!
そしてティコ達は向こう側から砂煙が舞い上がるのを確認した。
陸の使い魔が迫ってきたのだ。
サファリ「来たぞ!!」
よしき「深追いは無用ですね!次の命令まで耐えるんですね!」
使い魔とスピードチームの激しい戦いが始まった!
真吾「は、始まってもーた!」
かすみ「くっ・・・!」
7人は唇を噛み締め、待機するしかない。
そしてその横ではメガミとメシアがタイミングを見極めている。
じりじりと気付かれないように後退を繰り返したスピードチームは、ついにしつじの世界の近くまで押されてしまった!
その時、メシアの目がカッと力強く開いた!
メシア「今だ!パワーチーム、突撃!!」
メシアが長剣をぶんっ!と使い魔たちに向ける。
守護天使達「ワーッ!!」
その瞬間、ロック・まもりの率いるパワーチームが使い魔に向かっていった!
まもり達と使い魔の力が激しくぶつかり合う!
まもり「ひるむな!命に代えてもここで食い止めるぞ!!」
守護天使達「おおーっ!!」
だが、次の瞬間!
ドッゴオオオオオン!!
突然使い魔達から大爆発があがる。
まもり「!!」
まもり達が力を感じ、振り向く。
なんと、岩山の中腹にグレネードランチャーを構えた青い装甲の男がいたのだ!
メガミ「あれはまさか・・・・トノサマガエルのクウェル!?」
青色の男「G3-XXと呼ばんかい、ボゲぇ!!」
大声を上げるG3。
メシア「なぜお前がここにいる!!」
メシアはG3を一喝するように叫ぶ。
ジャキッ!
G3「ケッ!めいどもしつじもどーなろーと俺様は知ったこっちゃねえ!だがな、俺様はこういう
オモシロそうな事には鼻が利くんだよ!」
G3はランチャーを突き出して叫ぶ。
G3「それに・・・・俺様の愛しきミーコたんのためにもぬわぁー!」
今度は逆にフニャフニャになるG3。
G3の使い魔ゴ・ガドル・バ「ほらほらG3様、今はそんな事してる場合じゃないでしょ」
G3「わかっとるわっ!行くぜ、ガドル!!」
ガドル「あいよ!!」
再びG3はグレネードで、ガドルは電撃体のスパークで使い魔を一掃する!
メシア「ちっ・・・忌々しいが、ありがたい!」
顔をしかめるメシア。
メガミ「さあ、あなた達も作戦開始です、早くお乗りなさい!」
メガミが真吾達に声をかける。
真吾「よっしゃ、行くでぇ!!」
6人「了解っ!」
真吾達はカタパルトの中に入る。
大砲班「カタパルト、エネルギー充電開始!」
ギュイイイーン!!!
メガミ「ああっ・・・!」
メシア「くっ・・・!」
2人に繋げられた数本のチューブから、エネルギーがカタパルトに流れ込む!
そして、大砲の砲門が輝き始めた!!
大砲班「充電、完了しました!」
メガミ「照準セット、始め!」
メガミの声と共に、大砲班は狙いを定める。
ガコンッ!!
カタパルトがめいどの世界の最上神殿を捉えた!
大砲班「!!・・・空の使い魔、来ます!」
空から数百匹の使い魔が現れた。
メシア「くっ・・・空戦チーム、戦闘開始!」
サキ・レオン・ユージやエイジ率いる空戦チームが「羽根型飛行装置エンジェルクラフト」を背負い、空に飛び立つ!
サキ「・・・・・そこっ!!」
サキがひとたび力を込めて、バスタードソードを振り下ろす!
ズバアッ!!
その瞬間、使い魔の陣に一筋の隙間が生まれた!
レオン「今だ!!」
レオンがメガミに向かって叫ぶ。
メガミ「エンジェルカタパルト、発射!!」
メガミが隙間に向けて杖を掲げる。
カチッ!
大砲班がスイッチを押した!
ドシュウウウウウウウッ!!
1本のレーザーキャノンが最上神殿に向かって伸びていく!
真吾「ぐうううううう!!」
衝撃が7人の体に押しかかる!
メガミ「頼みましたよ、皆さん・・・・」
メシア「山下真吾、ちゃんとやるのだぞ・・・・」
伸びゆくレーザーに向け、2人は声をかけた。
バシュウウウ・・・・
1本のレーザーはなおも伸びてゆく!
ジュウッ! バシュウッ!
真吾達を止めようと近づいた使い魔は、全てレーザーによって焼かれていく!
真吾「くううううううっ!!」
シュウウウウ・・・・・・
そして、レーザーは1つの巨大な神殿の中へと伸びていった・・・・・