Happy Angle Paradise!

第6話「嬉し恥かし日曜日」

カラオケに行く事にした。
部屋を一つ借り、その中に入る。

りな「さて!まず何から歌おっか?」
真吾「うーん・・・・・」

しばらくの間、曲の本を眺めるが、何にしようか緊張してどうも思いつかない。

りな「あーもう!アンタ達も何やってんのよ!」

りなが目を向ける先は、カチコチに固まるちえこ、ましろ、かすみさん。
そして一人興味ありげに部屋をキョロキョロ見回すミーコ。

ましろ「私・・・歌えません・・・」
ちえこ「恥かしいかも〜」
かすみ「・・・・・ぽっ」
ミーコ「お兄ちゃま、カラオケってなーにー?」
りな「・・・・・ダメだこりゃ、真吾、選ぶ場所間違えたんじゃないのー?」

ため息をつくりな。
でもここまで来て帰るわけにもいかない。

真吾「よっしゃ!まずはオレが一曲歌うぜ!」

オレは思い切って1番目を立候補した。

りな「おっ!いっけぇー、真吾!!」
ミーコ「お兄ちゃまー、がんばれーっ!」

二人の応援に勇気付けられ、オレはナンバーを入れる。
そして曲が始まった。

カンパイファイト、ファイト、イェー!

真吾「カンパイファイト、ファイト、イェー!」

勢いよく歌い出すオレ。

りな「TOKIOのカンパイ!かぁ、いい感じぃ!」
ミーコ「お兄ちゃま、カッコイーっ!」
ちえこ「・・・・・」
ましろ「・・・・・」
真吾「一歩進んでつまずき、コブシを握り、また叫ぶ、また嘆く、人のせいにはせず
にー♪」

そしてオレの一曲が終わると・・・・・
パチパチパチパチパチ
五人からの拍手が鳴り響いていた。
う、うれしい・・・・・
すると、それに触発されたのか・・・・

ちえこ「真吾さん!」
ましろ「私も・・・歌います!」

二人が決意してくれた。

真吾「よっしゃー!がんばれーっ!」

オレはマイクをちえこに渡す。

りな「ちょっと!アタシもいるのよー!」
ミーコ「わーいっ、ミーコも歌うーっ」

二人のテンションも上がってきたようだ。

ちえこ「好きな人が、優しかった、かも〜♪」

りな「君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望を忘れない、10年後の8月また出会
えるのを信じてー♪」

ましろ「明日がある・・・明日がある・・・明日があーるーさー・・・・・」

ミーコ「アンアンアン、とっても大好き、ドラえーもんーっ♪」


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