カラオケに行く事にした。
部屋を一つ借り、その中に入る。
りな「さて!まず何から歌おっか?」
真吾「うーん・・・・・」
しばらくの間、曲の本を眺めるが、何にしようか緊張してどうも思いつかない。
りな「あーもう!アンタ達も何やってんのよ!」
りなが目を向ける先は、カチコチに固まるちえこ、ましろ、かすみさん。
そして一人興味ありげに部屋をキョロキョロ見回すミーコ。
ましろ「私・・・歌えません・・・」
ちえこ「恥かしいかも〜」
かすみ「・・・・・ぽっ」
ミーコ「お兄ちゃま、カラオケってなーにー?」
りな「・・・・・ダメだこりゃ、真吾、選ぶ場所間違えたんじゃないのー?」
ため息をつくりな。
でもここまで来て帰るわけにもいかない。
真吾「よっしゃ!まずはオレが一曲歌うぜ!」
オレは思い切って1番目を立候補した。
りな「おっ!いっけぇー、真吾!!」
ミーコ「お兄ちゃまー、がんばれーっ!」
二人の応援に勇気付けられ、オレはナンバーを入れる。
そして曲が始まった。
カンパイファイト、ファイト、イェー!
真吾「カンパイファイト、ファイト、イェー!」
勢いよく歌い出すオレ。
りな「TOKIOのカンパイ!かぁ、いい感じぃ!」
ミーコ「お兄ちゃま、カッコイーっ!」
ちえこ「・・・・・」
ましろ「・・・・・」
真吾「一歩進んでつまずき、コブシを握り、また叫ぶ、また嘆く、人のせいにはせず
にー♪」
そしてオレの一曲が終わると・・・・・
パチパチパチパチパチ
五人からの拍手が鳴り響いていた。
う、うれしい・・・・・
すると、それに触発されたのか・・・・
ちえこ「真吾さん!」
ましろ「私も・・・歌います!」
二人が決意してくれた。
真吾「よっしゃー!がんばれーっ!」
オレはマイクをちえこに渡す。
りな「ちょっと!アタシもいるのよー!」
ミーコ「わーいっ、ミーコも歌うーっ」
二人のテンションも上がってきたようだ。
ちえこ「好きな人が、優しかった、かも〜♪」
りな「君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望を忘れない、10年後の8月また出会
えるのを信じてー♪」
ましろ「明日がある・・・明日がある・・・明日があーるーさー・・・・・」
ミーコ「アンアンアン、とっても大好き、ドラえーもんーっ♪」