かすみ「もうすぐご主人様がアルバイトから帰ってきますよ、急いでください」
ちえこ「はいかも~!」
ご主人様の為に、ちえこ達は今日も一生懸命かも~。
りな「わかってるってば!もう・・・ちょっとトイレ掃除サボったぐらいで・・・・・」
りなさんは嫌な顔でおトイレをゴシゴシしてましたかも~。
ましろ「(キラーン・・・)サボったん・・・ですか?」
いきなり、りなさんの後ろにましろさんが出てきたかも~。
りな「(ギクッ!)ア、アハハ・・・もうしないから・・・にらまないでってばぁ、ましろぉ」
ましろさん、こわいかも~。
かすみ「ましろさん、ご主人様の入浴後の着替えは準備できましたか?」
ましろ「はい・・・バッチリです・・・」
ましろさんはこくりと頷きましたかも~。
ちえこ「お夜食のお茶漬け、できたかも~」
かすみ「ふう・・・・・それでは私もそろそろ寝ますね」
かすみさんは別の部屋に入っていきましたかも~。
ちえこ「は~い、おやすみなさ~いかも~」
真吾「帰りましたー」
オレは下宿所のドアを開ける。
ちえこ「お帰りなさ~いかも~」
ドアを開けると、ちえこがオレを出迎えてくれた。
ちえこ「ご主人様、お夜食のお茶漬けかも~」
テーブルの上にはほかほかと湯気を立てるお茶漬けが一つ。
真吾「おおっ、アリガト」
ちえこの作ってくれたお茶漬けはとてもおいしい。
どう見てもただのお茶漬けやのに・・・・・
真吾「なあちえこ、ただのお茶漬けやのに、何でこんなウマいんや?」
するとちえこはいつも顔を赤くして・・・・・
ちえこ「愛情の隠し味かも~」
・・・・・・これだよ。
真吾「あ、そういえばかすみさんは?」
オレは掃除を終わらせたりなに尋ねてみた。
りな「かすみ?もう寝ちゃったけどー」
真吾「そっか・・・・・」
かすみさん・・・最近夜に顔を合わせる事が少なくなってきたから心配なんだよな・・・・
ましろ「あの・・・ご主人様」
暖かいウーロン茶を持ってきたましろがオレに声をかける。
真吾「ん?」
ましろ「かすみさん・・・最近・・・疲れてるんです・・・年長の・・・方ですし・
・・控えめですから・・・ご主人様の・・・お誘いも・・・遠慮がちなんです」
ましろはうつむき、寂しそうに口を開く。
真吾「ましろ・・・・」
確かにましろの言う通りや。
少し休めば元気になるとはいえ、毎日毎日お世話ばっかりでは疲れるのも当然やろな。
ここはかすみさんの為に何かをすべきだよな。
真吾「よっしゃ!今度の日曜日はみんなで遊びに行こう!」
りな「やったー!」
ましろ「(キラーン)りなさんは・・・そういう所だけ・・・一所懸命なんですね」
りな「ア、アハ・・・アハハハハ・・・・・」
苦笑いを浮かべるりな。
真吾「???」
そして翌日、オレはかすみさんを遊びに誘った。
最初はお仕事がありますから、と遠慮していたかすみさんやけど、今回は引き下がる
わけにはいかない。
真吾「それでも行きましょう、みんなと行きたいんです!」
かすみ「・・・・・わかりました、ご主人様がそこまで言うのでしたら・・・・・ぽっ」
かすみさんは頬に手を当て、顔を赤くした。