Happy Angle Paradise!

第6話「嬉し恥かし日曜日」

かすみ「もうすぐご主人様がアルバイトから帰ってきますよ、急いでください」
ちえこ「はいかも~!」

ご主人様の為に、ちえこ達は今日も一生懸命かも~。

りな「わかってるってば!もう・・・ちょっとトイレ掃除サボったぐらいで・・・・・」

りなさんは嫌な顔でおトイレをゴシゴシしてましたかも~。

ましろ「(キラーン・・・)サボったん・・・ですか?」

いきなり、りなさんの後ろにましろさんが出てきたかも~。

りな「(ギクッ!)ア、アハハ・・・もうしないから・・・にらまないでってばぁ、ましろぉ」

ましろさん、こわいかも~。

かすみ「ましろさん、ご主人様の入浴後の着替えは準備できましたか?」
ましろ「はい・・・バッチリです・・・」

ましろさんはこくりと頷きましたかも~。

ちえこ「お夜食のお茶漬け、できたかも~」
かすみ「ふう・・・・・それでは私もそろそろ寝ますね」

かすみさんは別の部屋に入っていきましたかも~。

ちえこ「は~い、おやすみなさ~いかも~」

 

 

 

真吾「帰りましたー」

オレは下宿所のドアを開ける。

ちえこ「お帰りなさ~いかも~」

ドアを開けると、ちえこがオレを出迎えてくれた。

ちえこ「ご主人様、お夜食のお茶漬けかも~」

テーブルの上にはほかほかと湯気を立てるお茶漬けが一つ。

真吾「おおっ、アリガト」

ちえこの作ってくれたお茶漬けはとてもおいしい。
どう見てもただのお茶漬けやのに・・・・・

真吾「なあちえこ、ただのお茶漬けやのに、何でこんなウマいんや?」

するとちえこはいつも顔を赤くして・・・・・

ちえこ「愛情の隠し味かも~」

・・・・・・これだよ。

 

 

 

真吾「あ、そういえばかすみさんは?」

オレは掃除を終わらせたりなに尋ねてみた。

りな「かすみ?もう寝ちゃったけどー」
真吾「そっか・・・・・」

かすみさん・・・最近夜に顔を合わせる事が少なくなってきたから心配なんだよな・・・・

ましろ「あの・・・ご主人様」

暖かいウーロン茶を持ってきたましろがオレに声をかける。

真吾「ん?」
ましろ「かすみさん・・・最近・・・疲れてるんです・・・年長の・・・方ですし・
・・控えめですから・・・ご主人様の・・・お誘いも・・・遠慮がちなんです」
ましろはうつむき、寂しそうに口を開く。
真吾「ましろ・・・・」

確かにましろの言う通りや。
少し休めば元気になるとはいえ、毎日毎日お世話ばっかりでは疲れるのも当然やろな。
ここはかすみさんの為に何かをすべきだよな。

真吾「よっしゃ!今度の日曜日はみんなで遊びに行こう!」
りな「やったー!」
ましろ「(キラーン)りなさんは・・・そういう所だけ・・・一所懸命なんですね」
りな「ア、アハ・・・アハハハハ・・・・・」

苦笑いを浮かべるりな。

真吾「???」

 

 

 

そして翌日、オレはかすみさんを遊びに誘った。
最初はお仕事がありますから、と遠慮していたかすみさんやけど、今回は引き下がる
わけにはいかない。

真吾「それでも行きましょう、みんなと行きたいんです!」
かすみ「・・・・・わかりました、ご主人様がそこまで言うのでしたら・・・・・ぽっ」

かすみさんは頬に手を当て、顔を赤くした。


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