子供の母親「坊や!!!」
そう言って駆け寄ってくる母親にさっさと子供を渡すG3。
母親「ああ、坊や...無事でよかった...ごめんね、迷子になって恐い目に会って、
とても辛かったろうね...」
G3‐XX「はい、1人返却。あとはこの赤毛女を返すだけだが...」
消防車や救急車が来て慌ただしい雰囲気の中、遠くかららんを呼ぶ声がした。
つばさ「らん!!!」
くるみ「らんちゃあああああん!!!」
G3‐XX「むっ?ありゃこいつの仲間だな。」
G3はそう言って辺りを見回し、1人の消防隊員を見つけた。
G3‐XX「おい、お前、こいつよろしく。」
消防隊員「あ、どうも。」
G3‐XX「んじゃ、とっととずらかるとしようかね。」
消防隊員にらんを押し付け、グランチェイサーの方へ向かうG3。
消防隊員に抱きかかえられたらんは、つばさ・くるみと無事再会を果たす。
つばさ「らん...無事だったんだね!よかった...本当によかった...」
くるみ「らんちゃん...らんちゃああああん!!!!!よかったよおオオオ!
うわああああああん!!!」
物陰に潜む男は、
男「チッ、とんだ邪魔が入ったか。あの青い奴は一体何者だ?ここは一旦退いた方が
よさそうだな。だが、次こそは必ず、あの金魚女を仕留めてやる!」
男は去っていった。
G3‐XX「クックックッ、感じる...獲物のにおいを感じるぜえエエエ♪
こりゃどうやらとっても楽しい事になりそうだな、をい。
今度はGX‐05でも使ってみるかな♪」
ブロロロロ......
らんの無事を喜ぶ2人を尻目にグランチェイサーで走り去っていった。