例の3人組襲撃から数週間が経過した。
あれ以来千田は時々空を見上げて物思いにふけっている。
この間は特に大きな事件にはならなかった。
しかしあの場面で再び剣を振るったことが本当に良かったのか。
その答えがいまだ出ていない。
出そうになると千田の頭に中学生時代の光景が思い浮かび
再び悩み始める。
堂々巡りだ。
今日もまた、朝食が終わり洗い物をしながらそのことを考えていた。
きよは奥の部屋でお絵描きをしているようだ。
恵「せ・ん・だ・君♪」
突然ドアが開き恵が入ってくる。
千田「・・・・・・」
恵「千田君?」
千田「・・・・・・・・」
恵「千田ぁ!!!」
千田「ハイッ!!!!」
もうちょっとで皿を落としそうになる。