金剛の両肩が盛り上がり、
そこから新たな腕が2本づつ計4本生えてきたのだ。
よしき「!!」
思いもよらぬ出来事に、よしきはあ然とした。
目の前には6本の腕を持つ、その名の通り「化け物」が立っている。
金剛「コロス・・・コロス・・・・コロス!!!」
金剛がまたも突進してきた。
しかしさっきとは比べものにならないほどにスピードが速い。
そして6本の腕がよしきに襲いかかる。
よしき「くっ!!!」
必死にかわそうとするが、数回に一回は必ずヒットしている。
そしてそのヒットの確率が時間とともに多くなっていった。
そしてとうとう・・・よしきはその場に倒れた。
よしき「ハァハァ・・・・」
息も絶え絶えである。次に一発をくらうと・・・・
金剛「ウオォォォォォォォォォォ!!!!!」
雄叫びと共に6本の腕をまとめてくりだした。
ドゴオォォォォォォッ!!!!
闇に大地の避けるような音がこだまし、その場に砂煙が立ち上った。
そして木枯らしが吹き、砂煙が消えると・・・・
金剛「ウゥッ?!?!」
6本の腕が大地にめり込み、その場によしきの姿はなかった。
何が起きたかわからない金剛。とその時!!