数分後・・・
そら「お待たせ☆さぁ、早く行こうよ、サファリぃ☆」
着替えをすませたそらがぐいぐいとサファリの手を引っ張る。
サファリ「お、おぉ、わかってるから。そんなに急かすなよ・・」
こうして2人は公園に出かけた。
・・・
サファリ「さ、着いたぞ。」
公園に着いた2人。他には誰もいない。
そら「誰もいないね・・・」
サファリ「そうだ・・な・・・・」
そらの顔がちょっと寂しそう。
サファリ「元気出せよ、そら。俺が遊んでやっから、な?」
そら「うん!!じゃぁさじゃぁさ、僕ブランコに乗るからサファリ後ろから押してよ、ね☆」
サファリ「よしっ!!行ってみっか!!!」
ブランコ、砂場、ジャングルジム・・・二人はいろんな遊具で遊んだ。まぶしい笑顔
をこぼすそら。それを温かく見つめるサファリ。
傍から見たらどう見えるだろう。楽しく遊ぶ兄弟だろうか?それとも・・・
日がくれるまで遊びまくった2人。
サファリ「よしっ、そろそろ帰るぞ、そら。」
そら「えぇ〜?!もっと遊びたいよぉ〜。」
サファリ「でも遅くなったらジイさんやみんなが心配するだろ。」
そら「うん・・・・」
なかなか動こうとしないそらに近づくサファリ。
サファリ「また、連れてきてやっから、な?今日はもう帰ろ。」
そら「ホント?また一緒に遊んでくれる?」
サファリ「あぁ、約束するよ。」
そら「絶対絶対ぜぇ〜ったいだよ?」
サファリ「あぁ、絶対絶対ぜぇ〜ったいだ。そんじゃ、帰るぞ。」
そら「うん・・・サファリぃ☆」
サファリ「あ?」
そら「おんぶぅ〜☆」
サファリ「なっ!!!!」
そら「僕、疲れちゃった☆だからぁ☆☆」
サファリ「・・・」
顔を赤くしながら背中を向けてしゃがみこむサファリ。
サファリ「・・ほら、早くしろ。」
そら「うん☆」
サファリに飛びつくそら。ゆっくりと立ち上がり歩き出すサファリ。
サファリ「ったく、大変な一日だったな・・・」
言葉とは裏腹に妙に嬉しそうなサファリ。気がつくとそらはサファリに身を任せ眠っていた。
サファリ「・・ホント、無邪気な奴・・・」
そら「ムニャムニャ・・・サファリぃ・・・・」
サファリ「ん・・・また寝言か?」
そら「サファリぃ・・・だぁい好きぃ☆・・・・」
サファリ「!!」
顔を赤くし、サファリは家路を急いだ。
今日はそらにとってはとても楽しい一日だったようです。
そして、サファリにとっても・・・・
Fin