ドミニオンフォース(以下D.F)小隊長「遂に見つけたぞ、A級指名手配呪詛悪魔・ガチョウのガズー!」
D.F隊員「お前は完全に包囲されている、大人しく我等に従え!」
D.Fの隊員達が叫ぶ中、隊員達に取り囲まれている1人の白髪で長身の20代前半の様な男・・・・
彼こそがA級指名手配呪詛悪魔、ガチョウのガズーだ。
ガズー「フン・・・この程度で俺を包囲したつもりでいるとはな」
ガズーは鼻で隊員達をせせら笑う。
D.F小隊長「戯言を・・・・撃て!」
ダンダンダダダーン!!
ガガガガガッ!!
隊長の合図で、隊員達のハンドガンやマシンガンが一斉に火を吹く。
ガズー「・・・・ぬんっ!」
ボウッ!
ガズーが一度力を込めると、周りの弾が一瞬の内に青い炎に包まれ、消失した。
D.F小隊長「な・・・何だと!?」
包囲していた隊員達も動揺してしまう。
ガズー「フッ・・・銃で俺を倒す事はできん」
シュンッ!
ガズーは瞬時にその場から姿を消した。
D.F隊「!?」
シュンッ!
ガズーが瞬時に隊長の目の前に現れた!
D.F小隊長「くっ!!」
腰のハンドガンを抜く隊長。
ドゴオオオオオオンッ!
だが、隊長が銃を構える前にガズーが青く燃え上がる拳を隊長の顔に繰り出していたのだ。
D.F小隊長「うぎゃああああああっ!!」
隊長は叫び声を上げながら全身青い炎に包まれ、やがて動かなくなった・・・・
D.F隊員「く、くそ!」
隊員達は警棒や電磁ロッドを抜き、ガズーに攻撃を仕掛ける!
数分後、その場に存在していたのは、1人の白髪の男と焼け焦げた死体の山・・・・・
ガズー「フン・・・・こんなものではこの俺を満足させる事なんて出来る訳が無い」
ガズーは自分の手の平で揺らめく青い炎を見つめ、口を開く。
ガズー「俺の敵は、ただ1人・・・・」
ボウッ!!
炎を握りつぶすガズー。
ガズー「待っていろ・・・・キジの・・・・ケン!」