しかしある日、外に大雨が降り注ぎました。
ご主人様はなぜか胸騒ぎを感じ、カサを差してあの野原へ向かいました。
しかし夏草の緑色でケンがどこにいるのかわかりません。
「ケン!」
名前を叫ぶご主人様の前に何か白い物が現れました。
コウライキジであるケンの首筋にある白い羽でした。
ご主人様はケンのもとへ走っていきます。
しかしその白い羽を見つけていたのはご主人様だけではなかったのです。
ご主人様がもう少しでケンに届くという所で、1匹のキツネがケンの首筋に食らいついたのです・・・・・