D.F.特務室所属、ライオンのレティーツィアがD.F.の小隊「チームインセクツ」に出前授業を行っている。
レティーツィア「ハルベルトとは斧のような刃と鋭いピック、刺突用の切先を備えた万能武器です。斬る、突く、引っかける、ピックで叩く、馬上から敵を引きずり下ろすといった…。」
あや「…」(←一心不乱にメモを取っている)
レティーツィア(うんうん、熱心に聴いてくれているようね。それに引き換え…)
レティーツィアが目を移した先には机に突っ伏すなたねがいる。
なたね「zzz…」
レティーツィア(完全に寝ているわね。)
さすがに腹に据えかねたレティーツィアは「ああもう、仕方ないなーこの子は」という表情を浮かべてつかつかと歩み寄り、手に持った資料でパコン!となたねの頭を引っ叩く。
なたね「あ、、、!ご、ごめんなさい!」
レティーツィア「よく寝ていたわね、なたね。」
なたね「ごめんなさい!お話が難しくて…。」
なたねは恐縮するばかりである。
さて、そんなことがあった後少しして、なたねの師匠だという色黒の守護天使と話す機会がレティーツィアに訪れた。
ジゼル「あははは!そんなことがあったの。まあなたねちゃんらしいわ。」
レティーツィア「笑い事ではありません!」
ジゼル「ごめんごめん。でもなたねちゃんには理論より実践だと思うわ。実際にその武器を扱わせてみたらしっかり覚えると思うよ。」
レティーツィア「そうですか…。」
後日、レティーツィアは武器庫から借りてきた武器を使いなたねに補習授業を行った。
レティーツィア「これがハルベルト。斧と槍が合わさったような形が特徴的ね。」
なたね「わー!かっこいい!」
レティーツィア「こうやって突いたり…。」
なたね「えい!」
やはりなたねには実際身体を動かすほうが合っている。
おわり