前世の頃から百戦錬磨。生涯六十余度の試合(野試合含む)に一度の負けなしの闘犬界史上最強の大横綱。引退後、生きた伝説として、彼の名を冠した賞・大会が新たに設けられた。
転生後、守護天使としての使命を全うした後は、天界軍の主力の一人として、重きをなした。昔日の天界最強の戦士。また、幾多の戦いにおいて、最もよく働き、最も多くの敵を倒し、最も多くの仲間の命を救った不屈の闘将。常に戦闘のいちばん激しい場所に身を置きながら、一度としてその膝を地に着くことさえなかった不沈艦、鋼鉄の巨人。現在では年齢と長く一線から退いていたことから、昔ほどの力はもうないなどと当人は言っているが、実際には現在でも彼に比肩しうるほどの者はほとんどいない。
本人は典型的・正統的なパワーファイターだが、戦いというものを知り尽くしており、どんなトリッキーな戦法にも惑わされず、自分の能力を使うまでもなく、たいていの特殊能力による攻撃にもびくともしない。いかなる敵にも真正面から挑み、真っ向から叩きつぶす。
かつて、天界軍総出で当時一大勢力を誇った呪詛悪魔のグループと戦う事件があった時、実戦部隊の指揮を執ったのが彼であり、参謀役として助け、また情報収集、諜報攪乱の任に当たったのがロイだった。それ以来、若い頃、ロイにとっての数少ない(唯一?)友人と呼びうる人物であった。
フェンリル創設の際、下の管理能力は高く、権謀に長けていても、上には決して受けのよくないロイのために口添えし、組織作りに協力。そして、しばらくは中級以上の神格者の戦闘能力を鍛え上げる役を担っていた(そのレベルの者をさらに訓練してやれるような力の持ち主など、そうはいなかったため)が、やがて、ロイの行動・思想目的に疑問を持つようになり、袂を分かつ(それより後、フェンリルの秘密組織的、またロイの私的組織的な色彩がいっそう強まることとなった)
その後、ドミニオン・フォースの戦闘教官として招かれたが、数年後、加齢を理由に一線から引退。
本来ならとっくの昔に1級神にもなっていておかしくなかったが、自然に年を取っていきたいという願いから、また『神』などと、かつての自分の主人より偉そうになることを嫌って、4級以上の昇級は固辞。
(そもそも天使という名前自体もいやがっていたが、こちらは「このわしが『天使』なんぞ・・・こそばゆうて、こっぱずかしいわい」という理由だったようだ)
その経歴から、ドミニオン・フォースとフェンリルの双方に、また天界上層部までにも顔の利く数少ない人物である。
豪放磊落、大声、大酒飲み、大飯食らい、おまけに大鼾の豪傑親父。だが、決して単純というわけでもなく、意外に考え深い骨太の知性の持ち主。
外見イメージは、と○メモ2の、「爆裂山和美」校長先生。