めいどの世界・しつじの世界
守護天使になって、主人にご恩をお返しするために、あらゆる原因で死した動物達が集う世界である。
そのめいどの世界にひときわ高くそびえる神殿・・・
その中で、一人の女性が光り輝く水晶球を見つめていた。
その女性こそ、めいどの世界の長であり、真吾に「OtogiStory」を手渡した張本人、
メガミ様である。
メガミ「・・・・・」
メガミは深刻な表情を浮かべていた。
メガミ「遂に・・・・この時がやって来てしまったのですね」
彼女の見つめる水晶球には、あのコケを被った岩より現れた三人が映し出されていた。
メガミ「あの子達を戦いに投じるのは、まだまだ早いというのに・・・・・」
刹那!
クルッ
突然サングラスの男が顔をメガミに向け、ニヤッと笑う。
メガミ「!!」
パリィーンッ!
その瞬間、水晶球が粉々に砕け散った。
幸い、欠片はメガミには当たらずに済んだ。
いや、彼女ならそれくらいは未然に防げただろう。
そして、メガミの頭の中から声が響く。
声「次はお前達がそうなる番だ・・・・」
その一言のみだった。
メガミは不安げに目を閉じ、口を開いた。
メガミ「七曜の勇者達よ・・・私達に希望を・・・・・」