Legend of Quel

第三部(完結編) 第28話

バグオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 大邪神の頭部にG3のストラグルキックが炸裂、全宇宙を百回以上吹っ飛ばす爆発が起こった。
 その威力はG6戦で既に証明済みである。

 一同が見守る中、やがて爆風が収まりかけてくると、その中から相も変わらず巨大な影が現れた。
 再び姿を見せた大邪神はいたってピンピンしており、G3の攻撃がまるで通じていないようだ。

グエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!

 まるで自分の力を誇示するかのように体を振る大邪神。
 もし口がきけたら、「んなもんで俺が倒せるかヴォケ!!!!!」とでも言ってきそうな勢いである。
G3‐XYZ「よおおおおおおおおし、こうなりゃ最後の手段だ!!!!!!!」

 そう言って拳を構え、最強技ギガスマッシャーの体勢に入る。

ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ.........

G3‐XYZ(何か、さっきよりも力がみなぎってるような......)

 G6戦の時以上のパワーがG3の右拳に集中していく。
 さきほどの気弾は直径10メートルほどだったが、今度はおよそ1000メートルほどにまで膨れ上がり、
その様はまるで、巨大な光の球に人がちょこんと張り付いているようにも見えたが、G3本人の存在感は微塵も損なわれていない。

みどり「こ、これってもしかして...」
あゆみ「さっきのあの技!?」
なな「あれ?さっきより弾が大きいよ。」
Rynex「今、G3様の右手には拘束具がついていません。だから本来の力をいつもより少し余計に引き出しているのです。
少なくとも、さきほどのおよそ100倍ほどの威力があるとみていいでしょう。その分体力の消耗も大きくなりますが...」
ライト「いけるかも知れない!」
マリー「これで勝ったら結婚してあげるうううっ!!!」
ハープ「あの人にはもう好きな人がいるでしょ...」

G3‐XYZ「ギガ・スマッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

気弾が大邪神目掛けて飛ぶ。そして......

ドグオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

最強の技がさらに強化されて炸裂!!!!!
2026次元全体を先ほど以上の恐ろしい光が包み込む。

るる「じーすいーたん、しゅご〜〜〜い!!!!!」
初めて見るギガスマッシャーの威力に驚くるる。
ステュクス「やったか...?」
よしき「まさかこれでもダメなんて事はないと思いますけど...」
ロック「何言ってんだよ、よしき。これで決まりだよ!!!」
サキ「だといいけど......」

G3‐XYZ「ぬうっ......グハッ...!」

ギガスマッシャーを撃った反動により、大量の黒い血を吐いて倒れるG3。強化ギガスマッシャーはその分反動も大きく、先ほどの右腕のよ うな回復源もない。
これでG3は当分立ち上がれないだろう。先ほど以上の反動にがくっと膝をついて突っ伏しながら相手の様子を見るが...

G3‐XYZ「何イイイイイイイイッ!!!!!!!」

一発で3次元を一千万回以上は吹っ飛ばす程の恐ろしい威力をものともせず、大邪神がまたもその健在な姿を見せる。
なお、2026次元は大邪神の影響を直に受けており、更にギガスマッシャーの威力はほとんど大邪神に吸収されたため、2026次元自体は崩壊には至らなかった。

ライザ「そ、そんな......」
ダイデ「まさか、無傷だなんて......」
つばさ「う、嘘...でしょ......」
なの「あんなの、反則なのおおおっ!!!!!」
エレナ主「G3さんだって充分すぎるくらい反則だっていうのに...」

力を失ったG3に、大邪神の触手とビームが容赦なく襲い掛かる。

G3‐XYZ「ぬううううううううううううっ......!!!」

無数の触手に締め上げられたうえ無数のビームを浴びせられ、徐々に追い詰められていく。
触手を振りほどこうにも、技の反動のため力が入らず、成す術もないG3。もっとも、力を失わなくても結果は同じだっただろうが。
おそらく、現時点に置いてこの触手を振りほどける者はこの世のどこにも存在しないであろう。

G3‐XYZ「負けるものか......!!!ぬおおおおおッ!!!!!」

そうこうしているうちに、G3の目の前に大邪神の頭部、さらには尾までもが迫っていた。そして、3つの突起が一斉に光を帯びる。

キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ.........

やがて、その3つの光が螺旋のように1つにまとまってG3目掛けて放たれた。恐ろしい威力の閃光がG3を包み込む!

バッシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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