るるの危機に焦るG3は、あのクウガのポーズを構えた。
G3‐XX「超変し......」
キイイイイイイイイイイイイン.........
G3‐XX「ウッ......!!!」
G3‐XYZ(エグザイズ)に超変身しようとしたその時、G3の脳裏に悪夢が蘇る。
夢魔の世界で我を忘れて暴走したあの恐怖...
自らの手で全てが崩壊するあの悪夢...
さらに、
G3のアーマーの砕け散った残骸...
その残骸を踏み潰し、激しく猛り狂う異形の怪物...
そこら中に転がる無数の骸...
そして、
骸の中には...
最愛の人が...
るるの姿が...!!!
ゆき達を逃がし、怪人と対峙するRynexのGストライカー。機銃やミサイルで何とか対抗を試みるが、
運転手の巧みなテクニックにも関わらず怪人の異常なスピードにはとてもついていけるものではなかった。
Rynex「くっ...速い...!速すぎて照準が合わない!!!」
そうこうしているうちに、怪人はGストライカーの横へ回りこみ、口笛を吹きながら強烈な蹴りを見舞ってきた。
ドグオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!
Rynex「あああああああああっ!!!!!」
Gストライカーは轟音と共に横転し、動けなくなってしまう。
すぐに運転席から運転手である使い魔のギャリドが飛び出すが、
彼がファイティングポーズを取った時には既に怪人の姿はなかった。
メ・ギャリド・ギ「......アレ...?ドコイッタ?????」
Rynex「G3様...も、申し訳...ありません...」
横転のショックで意識を失う直前、Rynexは自らの不甲斐なさを主に詫びるのだった。
ギャリドがキョロキョロと必死に怪人を探している頃、
当のガルーダは、間もなくるる達に追いつき、上空からるるをかっさらっていた。
るる「きゃああああああああああっ!!!!!」
ゆき・あゆみ「!!!!!」
なな・もも「るるちゃん!!!!!」
猛スピードで飛び去っていく怪人を、成す術もなく見送るしかできない4人。
なな「るるちゃああああああああああああああんッ!!!!!!!!!!」
もも達が力なくうなだれる一方で、ななの悲痛な叫びが空しくこだました。