今日も獲物を求めて愛用バイク、グランチェイサーを走らせるG3‐XX。
G3‐XX「今日の晩飯は俺の大好きなトンカツだぜブヒャヒャヒャヒャ♪」
周囲の視線なんぞこれっぽっちも気にせず気持ち悪い笑い声を上げる相変わらずな奴。
まもなくRynexが買ってくるであろう大好物のトンカツが楽しみで仕方が無いのだ。と、その時...
G3‐XX「おっ、あそこに俺好みの娘がいるじゃん♪ようし、いっちょ引っ掛けたろ。」
G3が見つけたのは、歳は9〜10歳程度、背丈は130センチ台、
ブタの顔の絵が入った大き目の帽子をかぶっている小柄な少女であった。
G3‐XX「ねえねえ、か〜のじょ♪1人かい?君、かわいいね。俺とお友達になって
くんな〜い?」
あからさまに怪しいオーラを感じ取ったのか、警戒心を剥き出しにする少女。
少女「な、な、何なの〜っ!?あなた、なのの前世が子ブタだから、おいしそうとか
思ってるんでしょ? 冗談じゃないの〜!近寄らないでほしいですの〜!!!」
G3‐XX「はぁ?おいしそうって...別に取って喰うつもりでは...(前世?って事は
こいつは守護天使...?)」
なの「あっちへ行けなの〜っ!!!」
ごめすっ!!!
なのはG3の脛を蹴飛ばすが、あまりの固さに、逆に足を痛めてしまった。
なの「あいたたた...ちょっと!なんて事するの〜っ!!!」
G3‐XX「えっ!?お、俺のせいなの...?」
責任転嫁されたG3が戸惑っていると、周囲に人が集まり始めた。
野次馬「あっ、変な奴が女の子にちょっかい出してるぞ!人さらいだ!!!こっちに
人さらいがいるぞおおおおッ!!!!!」
G3‐XX「ぬわあにイイイイイイイイイイッ! 人さらいだとオオオオオッ!!!!!
そんな不届きなまねをするのはどこのどいつじゃアアアッ!!!」(←こいつ?)
人さらいと言われてるのが自分だとは思ってないG3はGM‐01カスタムを取り出し、
G3‐XX「おのれ人さらい、この俺がぶっ潰してやんぜゴルアアアアアアッ!!!!」
ドム!ドム!ドム!ドム!
虚空に向けてGM‐01(空砲)を乱射するG3。某目玉のつながった警官のようなその姿を前に逃げ出す野次馬達。
なの「あんたの事でしょうがあああああああっ!!!!!!」
拳を振り上げ、全身の力を込めて突っ込みを入れるが、G3の耳には全く届かなかった。
と、その時...
???「前世がブタさんか...い〜こと聞〜ちゃった♪」
そう言ってぬうっと現れたのは、オオカミによく似た姿の怪人であった。
なの「な...な...何ですのおおおおおおおおっ!!!」
突然現れたオオカミ怪人に怯えるなの。先ほどの青い鎧の男はただのロリコン変態親父という印象があるだけだったが、
このオオカミ怪人はどうやら自分の命を狙っている恐ろしい怪物であると感じ取ったようだ。
なの「今日は変な奴ばっかりなの〜!」
オオカミ怪人「俺の名はガルディア。オオカミのガルディアだ!!!俺、豚肉が大好き
なんだ♪肉と言えばやっぱ豚肉っきゃねえよなあ。だからブタ娘、お前
を喰ってやる!!!覚悟せい!!!ウオオオオオオッ!!!!!」
そう言ってなのに襲い掛かるガルディア。
なの「きゃああああああああっ!!!!!」
ところが...
ドム!ドム!ドム!ドム!
突如、ガルディアの頭に火花が散った。向き直った怪人の視線上には、GM‐01を構えるG3の姿があった。
G3‐XX「ウケケケケ、人さらいってのはてめえか。これではっきりしたな、をい。」
ガルディア「ヌウウッ!!!貴様、一体何者だ!!!」
すると、この言葉を待っていたかのように口上を始めるG3。
G3‐XX「フフフフ...フハハハ...ハアッハッハッハッハッハ!!!!!クール
クールと冷たい時代を、ダジャレでもっと寒くする!!!」
唖然とした怪人となのの視線を受けながらポーズを取り始めるG3。
G3‐XX「ネット上の鬼畜......仮面ライダー、ジースリイイイイイイイイ!!!!
ダブルエエエエエエエエエエエエエエエエエエックス!!!!!!!!!!
!!!!!だぜゴルァ(゚Д゚) 」
なの「.........」
ガルディア「.........」
あまりにも重く寒い空気が流れる中、戦いは始まった。