■子供のままの大人『ことな』に振り回されるな!(週間!木村剛経由、フィナンシャル ジャパン7月号より)
「TEET」とは私の造語だが、Tentatively in Education, Employment or Training の略で、Tentatively(一応、とりあえず)、学び、働き、職業訓練している人たちだ。どの企業でもこの「TEET」に手を焼いている。どこに行っても常に腰掛け意識の、言わば“NEET以上プロ未満”の連中である。
入社して間もなく、突如、「辞めさせて頂きます」と言って退職する「TEET」が増殖しているのである。
「えっ、どうして?」と理由を聞くと、「留学します」、「資格を取ります」、「作家を目指します」などと、突然、自分の夢を語る。「3年は社会人経験を積んでからの方がいいんじゃないか?それならどうして入社したんだ?」と言っても、「思い立ったら吉日と言いますから」と辞めてしまう。
そしてその後、そういった連中が初志貫徹で頑張っているのかなと思っていたら、しばらく経って消息を聞くと、そあの夢はどこに行ったのかまたどこかに就職している。“とりあえず”就職して、“とりあえず”夢を追い掛け、また“とりあえず”転職する“とりあえず人生”を繰り返しているのだ。
そんな「TEET」の口癖は「こんなはずじゃなかった」である。やるべきことをやらずにやりたいことだけをやって生きて行けると勘違いしている、飽きっぽく打たれ弱い夢見る夢子ちゃんだ。簡単に言えば、子供なのである。子供の心を持った大人ではなく大人の外見をした子供。暦の上の年令は大人でも精神年令は子供のまま。私の別の造語で言えば、“こどものおとな”を略して「ことな」である。
私の高校生2~3年生の頃はまさにこれでした。今でもその気はあります。NEETよりもこのTEETがやっかいなのは、その数がNEETの比ではない所。1:10どころか1:50位はあるかもしんない。もちろん、そういう私たちだって良い所はたくさんあるんですけども、如何せん、線の細いところは、あるかもね。
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幸せってどこにあるのでしょう。夢ってどうすればかなうのでしょう。今、目の前にある事をこなせなくて、夢の実現なんて有り得るのかい。
足ることを知るのが近道なのかもしれません。
毎日、ご飯が食べられて、安心して寝れる家があるだけ幸せでしょう?
……というお言葉が、天から降りてきたので書いてみました。