ついにPS3と任天堂の次世代ゲーム機Revolusionが発表されました。
■PLAYSTATION 3は2006年春に登場(ITmedia)
PS2の無骨なデザインから一転、明るく色合いでカーブも多い、柔らかな印象になりました。Xbox360と同じく、リビングコンピューティングの中核を狙って居るんでしょうね。
性能面では、CELLチップは発表当時の4GHzから3.2Ghzに、SPE演算コアは1つ減らされています。これは歩留まりを考慮しての事でしょう。当初CELLチップの情報が少なかった頃は、PS3は世界中のPS3の空いた演算能力を使って分散処理をしてスパコン級の処理ができるなんて噂まで飛び交ったものですが、結局落ち着くところへ落ち着いた感じです。
とはいえ、nVidia社との協力開発によるグラフィックスチップRSXの性能は相当のもののようです。現在PC用でのnVidia製最高峰、GeForce 6800 Ultraの2~3倍の性能はありそうですね。
PS3ソフトの画面は以下の記事で数多く見ることが出来ます。
■SCEA、次世代ハード「PLAYSTATION 3」対応ソフトの画面を公開(ITmedia)
ちなみにPS3のトータル性能が2TFLOPS(浮動小数点演算を一秒間に2兆回実行可能)、Xbox360のトータル性能が1TFLOPSとそれぞれ謳っていますが、こんな数値は実際ありえるはずがなく、グラフィックスチップのテクスチャフィルタリングやラスタライザなど、(固定的かつ自動的で開発者側から操作できない)諸々の細かい演算部の処理能力までなんでもかんでも勘定に入れてこんな計算になっています。
実際の実効性能はPS3もXbox360も非常に拮抗したレベルと言っていいでしょう。
ただし、入出力デバイス&メディアの対応種類、性能に関してはPS3の方がゴージャスですね。
■フォトレポート:任天堂の新兵器「Revolution」と「Game Boy Micro」(CNET Japan)
Revolutionは前者二機よりもずっとコンパクトです。おそらく発熱も消費電力も少ないでしょう(反面、性能的には若干劣る?)。価格も安そうです。
また、Gameboy Microに関しては・・・SPに続き、またアドバンス系のリニューアル機ということになるようですが・・・アドバンス世代ってそんなに成功している事になるんですかねぇ・・・。
こちらもCPUはPowerPCベースです。三大ゲーム機は全てPowerPCになってしまいました。IBMは大儲けじゃないでしょうか。量産効果でMacの価格も下がってくれればいいんですが・・・。
最後、PS3上で動くFFIVのデモムービー、Youtubeで公開されていました。
映画クオリティ・・・というのは言い過ぎですが、10年前の米産CG映画クラスのクオリティはありそうです。これがリアルタイムで動くなんてワクワクしますね。数年後にはメーカーも次世代機での開発ノウハウも上がり、質はさらに向上すると思われます。自然な表現が難しい、人間や動物が多く出てくるゲームならまだ性能が足りないかもしれませんが、人工物の多いレースゲームなどなら、実写とほとんど見分けの付かないソフトタイトルも出てくるでしょう。全く、恐ろしい時代になったものです。