パスワードハッシュが漏れるのは、かなり危険

エマ
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前回の書き込みしかり、最近、メールで知人や知らない人からプログラムの質問を受けることがよくあります。

ちょっと面白かったのが、Web開発初心者の方で、「ネットに公開しているWebアプリなんですが、プログラムミスにより、パスワードのハッシュが外部から見れる状態になってしまっていました。」
「でも、ハッシュだから、パスワードそのものでないし、大丈夫ですよね?」

思わずのけぞってしまいました。まぁ、初心者さんだとセキュリティの勉強まであまり手が回らないのかもしれませんが。

当然のことながら、パスワードハッシュが漏れるのは、かなり危険です。

ハッシュ化につかった関数が何かバレてしまえば、パスワードの総当たり式で次々にハッシュを作成して、漏れたハッシュと一致するものが見つかれば、それがユーザーが使っているパスワードということになります。

また、総当たり式にしなくても、レインボーテーブルと呼ばれるものを利用することで、もっと高速にパスワードを特定することも可能です。

まぁようするに、ハッシュを見た人間が悪意をもっていて多少の知識があれば、簡単にパスワードがバレてしまうのです。

ということで、その人にはパスワードを再設定するよう、伝えておきました。

実は、かくいう私も、
セキュリティの勉強、まだまだ不十分です。
大々的に宣伝をしていないとはいえ、私もあるWebノベルツールをはじめとしたWebサービスを開発・運用しているので、こうしたことに関しては常に勉強を続けなければなりません。

まー、あまりやってて楽しい分野ではないんですけどねw

コメント(1)

ちなみにその人には、ユーザー毎に異なるパスワードソルトを生成させる、という対策も教えておきました。って、やってなかったんかい……^^;

このブログ記事について

このページは、エマが2013年1月29日 18:30に書いたブログ記事です。

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