チャットに参加されている方はご存じかと思いますが、私が大学院にて始める研究のテーマは、「ゲーム制作ツールの開発」です。
ゲームといっても幅が広いです。どういうジャンルにしたかというと、タクティクスオウガ、ファイヤーエンブレム、Final Fantasy Tactics、サモンナイト、ディスガイアといった作品に代表される、いわゆる戦略RPGと言われるものです。
これがどーして大学の研究で? 実は、キモの部分はゲームそのものではありません。この計画の要は、
「ゲームの面(戦闘マップ)やキャラクター、武器や魔法、イベントやシナリオなどのデータをみんなが簡単に作成・編集できて、それらのゲームデータを使ってみんなが自由に遊べる」というところ。
いわば、私の研究テーマは「創作を通じたコミニュケーションのための基盤を作る」事なのです。
より汎用的に考えれば、「野球などのスポーツシミュレーションゲーム」や「シムシティのような街発展シミュレーション」のようなゲームにだって適用できるものです。選手や試合時の天気のデータ、街に必要な発電所のデータなどをみんなが独自に作って、それを使ってみんなで無限のパターンを持つゲームをプレイできる。そのための基盤を作る際の、設計思想のような事が、正確な研究のテーマとなるでしょう。
しかし、ここでゲームのジャンルをシミュレーションRPGに絞った理由というのは何を隠そう、エマステのキャラクターたちを使ったシミュレーションRPGを作ってみたいという事に他ならないのですが(笑)
空想してみてください。みんなが自由に、たとえばフェンリル地下訓練場「アビス」のマップを作ってみたり、サキさんのキャラクターデータを100パターン位作ってみたり、レオンさん用にベレッタ以外の銃器データを作ってみたり、そうして作ったデータを元に、無限の組み合わせを持つゲームシナリオをプレイできてしまうわけです。
いわば、今までは小説の中でのみ行われていた戦いが、ゲームの中で動く!!
今までの作品で出てきた、数々の名戦闘を再現したゲームデータを作ってみるのも面白いかも知れません。夢がふくらみます。
で、実際の制作状況ですが、まだ始めたばかりで、先は長いのですけれど……。一応、スクリーンショットをお見せします。
まだしょぼいです(^^; 完成時期は……こういうのって、欲を出せばきりがないので実質的な完成時期ってわからんのですが、一通り実用的に遊べるようになるまで、最低一年半は掛かるような……(汗
それでも、たまにこうして制作途中のスクリーンショットやプロトタイプ版のテストプログラムを公開しますので、みなさんどうか暖かく見守ってやってください。
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