今度は銀行カードのスキミング・偽造が多発

エマ
0

 なんか、同じ日付で3回連続投稿となってしまったが……。

 先ほど、TVで見たのだが……。最近のカード偽造、クレジットカードのみならず、なんと銀行のキャッシュカードまでも偽造が横行しているらしい。

 クレジットカードの場合、一度の引き出し限度額を制限できる、そして悪用して利益を上げるためには偽造カードで品物を購入し、さらに転売して現金に変えるという手間がかかる、というデメリットがある。
 だが一方、銀行カードの場合は引き出し限度の制限が無い場合が多く、そのまま現金の形で奪えるため、現在ではこちらの方がはるかにおいしい商売になっているらしい。

 銀行カードによる被害に合う場合、以下の2パターンがあるそうだ。
・87年以前に作られたカードの場合、カードの磁気情報に暗証番号がそのまま記録されている為、古典的な読み取り機械によるスキミングによって暗証番号が知られてしまう。
 空き巣にやられた場合、これをすぐに疑った方が良い。複数のカードを持っており、どれも同じ暗証番号にしている場合はこれで全部のカードがやられて全預金をゼロにされる恐れがある。

 なお、最近のカードには暗証番号のデータは入っておらず、銀行のホストコンピュータに記録された暗証番号と照合する仕組みになっている。しかしこの新しいカードの場合でも、下記の手口によって、空き巣に入られても居ないのにカードを偽造され、預金を引き下ろされているケースが多発している。

・ATMを利用しただけで暗証番号が盗まれる。
 なんと、最近はATMと銀行を結ぶオンライン回線に盗聴器が仕掛けられ、ATMを利用しただけでカード情報の全てを抜き取られるらしい。盗聴器は電波を飛ばし、犯行グループの車に情報を送り、そこですぐに偽造が行われるようだ。
 驚くべき事に、現在銀行も警察もこの事態をろくに把握できておらず、この手口による犯人は一人も検挙できていないらしい。
 また、クレジットカード被害の場合は補償が効く事もあるが、この場合、銀行側が事態を未だに把握できておらず、さらに被害金額が莫大な事から、銀行による補償はまず期待できないと言ってよい。完全なやられ損である。

 これらを防止するには、もはや銀行から分離したATMコーナーは一切利用しない事だろう。すでに相当数の盗聴器が仕掛けられているようだ。銀行内にあるATMか、本当に用心するなら、直接窓口で手続きをしてもらった方が良い。

 また、長期旅行に出かける場合は、通帳と銀行カードを銀行のセーフティボックスに預けるのも被害防止策の一つだろう。

このブログ記事について

このページは、エマが2004年12月18日 14:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「えびさんの小説「天使とのゆびきり」の第4話を公開。掲示板アイコン「朝村美月」を追加。」です。

次のブログ記事は「えびさんのオリジナルキャラクター「平野桃華」の「100の質問」を公開」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。